夫婦関係を改善したいけど、どうしていいのかわからない、もう手遅れなんじゃないのかな、なんて考えている方もいることと思います。
しかし、同じ家に住んで、共に生活しているのですから、このままの状況でこの先ずっと過ごしたくないと思っていますよね。
夫婦関係悪化の原因によっても対応の違いがありますが、ここでは、夫婦関係を改善したいあなたが知っておくべき11のことをご案内いたします。
①夫婦は会話が大切
「夫婦なんだから言わなくてもわかり合える」なんて思っていませんか?
夫婦だけでなく、職場や友達などとの人間関係においても、お互いをわかり合うためにも会話はとても大切なのですが、ただ話せばいいというものではありません。使う言葉や話し方も大切です。
言われた方が傷つくような言葉や、早口で聞き取りにくかったり、女性なのに男性みたいな言葉遣いだと、受け入れにくくもなりますね。
一般的に、男性は女性の女らしい言葉遣いに惹かれます。
話し方や言葉遣いに気をつけて、穏やかにトゲのない言葉で、ゆっくりささやくような気持ちで話すと、相手も穏やかな気持ちで聴くことができます。
話す内容についても、話す前に「聞いた相手がどう思うか」を少し考えてから話すことで、とっさに強い口調で言ってしまうことも防ぐことができ、喧嘩を避けることにも繋がります。
②夫婦関係が悪化した原因を探る
違う環境で生まれ育ったのですから、夫婦の価値観が違うことも当たり前です。
夫婦が上手くいっている時は、その価値観の違いも楽しめていたのではないでしょうか。
時には夫婦の価値観の違いから、夫婦関係が悪化するということもあります。
あなたの夫婦関係が悪化した原因は何でしたか?
どちらかの浮気や秘密の借金など、何か原因があって夫婦仲が悪化したというケースもあるでしょう。
小さなことが原因で、夫婦喧嘩が続いて、徐々に夫婦がぎくしゃくしてきたというケースもあると思います。
許せることは、できるだけ早く許しましょう。
自分にも悪いところがあったなら、早いうちに謝ってスッキリしましょう。
③主張しすぎない
いくら自分が正しいと思っていても、「自分は悪くない」ということを主張している限り、状況はいい方に変わりません。
自分の考えを主張しすぎない、相手を非難しないということも大切ですし、自分の考えを認めてもらうには、一旦、相手の言い分も認めることです。
相手も、自分の意見を認めてもらったことで、あなたの意見を聴く耳が開くのです。
難しいことなのですが「伝える技術」「聴く技術」を磨くことも大切ですね。
④いいとこ探しで感謝する
相手の悪いところばかり探すような癖がついていませんか。
相手のいいところも、探してみることで見つかるのではないでしょうか。
いいところをできるだけ多く探すことで、相手を認められるようにもなり、相手に感謝できるようにもなります。
誰でも、認められたり感謝されることで、悪い気はしませんよね。
相手に感謝の気持ちを伝えることで、やがてはあなたも相手から感謝されるようになるのです。
⑤一緒の時間も一人の時間も大切に
夫婦関係が悪化してくることで、危機感を抱いて「何とか仲良くしなくっちゃ」と焦ったり、常に一緒にいるようにしたり、相手が何をしていても構わず話しかけたりくっついたり、というようなことはありませんか。
特に男性は、一人の時間も必要だと思っています。
ひとりでゆっくりしている時間も認めて、二人で楽しむ時間とのメリハリをつけることも大切です。
⑥お互いの呼び方
夫のことや妻のことを、どのように呼んでいますか?
子どもが生まれると「パパやママ」「お父さん、お母さん」と呼び合うケースが多いですね。
子どもの前では、それでいいのです。
二人きりの時間や、子どもが大きくなって独立したあとでも、夫から「おい母さん」とか呼ばれると「あなたのお母さんじゃありません」と呟いたりするのも頷けますね。
せめて二人きりの時だけでも、お互いを”付き合っていた頃の呼び方”や、”名前”で呼ぶようにするだけでも、新鮮な気持ちになれますね。
⑦スキンシップも大事
夫婦関係が上手くいっていないときは特に、スキンシップどころか「顔ををみるのもいや」「目も合わせないようにしている」という人が多いものです。
そのまま放っておくと、セックスレスにまっしぐら、ってことにもなりかねません。
夫婦仲がかなり悪いケースでは、「おはよう」「おやすみ」の挨拶から始めて、横に座ってテレビを見る、身体を寄せる、手を繋ぐなどから徐々に始めるとよいでしょう。
仲良くしたいと思っているあなたから、「仲良くしたい」ことを伝えて歩み寄ることが大切です。
⑧自分から変わる
ご存知だと思いますが、相手を変えることはできません。
自分が変わることは可能ですし、自分が変わることで相手も変わるものなのです。
自分が変わるといっても、我慢する自分になるということではありませんよ。
「自分には非がない」「相手がこうしてくれないから上手くいかない」などという考え方を改めることで、夫婦関係が改善されることもあるということです。
また、相手を「~もできない」「何もしてくれない」というように”減点法”で評価してしまっている場合、「~ができる」「~をしてくれる」というような”加点法”で評価するようにしてみましょう。
相手のことを見直すことができたり、自分の気持ちも前向きに楽しくなると思いますよ。
⑨共有できることを増やす
夫婦関係改善のために、夫婦で共有できることを探すことも有効です。
例えば、ペットを飼ってみる、二人で旅行に行く、二人で同じ趣味を持ってみる、映画を一緒に観るなど、共通の話題ができることで、話をするきっかけも増えますね。
金銭面からみても、夫婦で一緒に使うためのお金は、どちらかからの「あなただけがお金を使っていてズルい」という不公平感もありませんので、おすすめです。
しかし、お互いの一人の時間を尊重することも忘れないようにしてください。
⑩仲直りのルールを決めておく
夫婦喧嘩になるとついカッカとしてしまい、つい言い過ぎてしまったり、キツイ言葉を言ってしまったりするものです。
もう口を利くのも、顔を見るのも嫌になることもありますね。
しかし、離婚する訳ではないのですから、少しでも早く仲直りしたいものです。
夫婦で、日ごろから「仲直りのルール」を決めておくことをおすすめします。
例えば、「他の人と比べない」「過去の話を持ち出さない」「相手の家族の悪口は言わない」「翌日に持ち越さず、翌朝には笑顔で挨拶する」「喧嘩しても”離婚”と言わない」などですが、決まりごとにしておくことで、言い過ぎることも、余計な意地を張ることもなくなります。
⑪夫を適度に頼る
男性は適度に頼られたいと思っています。
「夫がやって当然」「そのくらいやってくれても当たり前よ」などと考えているようなことでも、可愛く優しく「やってもらえると助かるんだけど~」と頼んでみましょう。
頼るだけでなく、してもらったことに対して「さすがね」「ありがとう、助かったわ」など、褒めて感謝することで、夫の気分も良くなります。
そして、夫婦関係の改善と共に、あなた自身の家での居心地が良くなることにも繋がります。
いかがですか。
「夫婦関係を改善したいあなたが知っておくべき11のこと」をご案内いたしました。
夫婦の気持ちが、一度大きく離れてしまうと、夫婦関係の改善は難しくなってしまいます。
できるだけ早いうちに、できることから試してみることをおすすめします。
もし、夫婦だけで解決できなかったら、私に相談してくださいね。
リカプルでは夫婦問題・離婚問題に関するカウンセリングを行っております。カウンセリングを受けるまでの流れや内容に関するお問い合わせは下記からどうぞ。