険悪になった夫婦関係を修復する方法ってあるのでしょうか。

そのまま放っておくと、夫婦は離婚という選択をするしかなくなるということも考えられます。

結婚するときにはお互いに「この人しかいない」と思って結婚したはずなのに、夫婦関係が悪化したのには何かしらの原因があるはずです。

今以上に夫婦関係が悪くならないように、夫婦関係の修復に向けてできることをしてみましょう。では、夫婦関係が悪化する代表的な4つの原因と、その解決方法をご紹介します。

①相手に対して興味を失っていませんか?

結婚してしばらくすると、お互いに相手に対して興味をなくしてしまいがちで、お互いに存在が当たり前になり、気遣いや感謝の気持ちなどを表さなくなるケースが多くみられます。

お互いを尊重する、相手を理解しようとする、相手に対して感謝の気持ちを持つ、相手の気持ちに敏感になり受け入れるなどの努力をすることが、夫婦関係の修復にはとても大切です。

夫が働いて生活費を入れてくれることも、妻が家事や育児をすることも、当然だと思っていませんか?相手がいることで今の生活が成り立っているということを、お互いに再認識してみてください。

また、妻は夫に対してほどほどに頼る、夫のことを褒めるということも重要です。

自立できない妻も困りますが、なんでも自分でこなしてしまい、夫の存在価値を認められない妻は、女性として可愛気がありません。

「お願い!」と頼って、「ありがとう」と感謝して、「さすが~」「すごい!」と褒めることが、さらっとできる妻になれるといいですね。

妻だけではありません、夫も「まじめに働いてちゃんと稼いでいるから、文句はないだろう」などと思っていたら要注意です。

専業主婦ばかりか、常勤の仕事やパートで働いている妻に対しても、家事や育児をしてくれるのが当然だと思っていませんか?

妻が家事や育児をしてくれることに、きちんと感謝の気持ちを言葉で伝え、できるだけ家事や育児にも自ら参加することもおすすめします。

②夫婦の会話がありますか?

いくら夫婦と言えども、目と目で見つめ合っているだけでは相手の考えていることは全てわかりませんよね。

「言わなくてもわかるだろう」「相手に察してほしい」と思っても無理です。

夫婦仲が悪くなった原因を探るにも、話し合うことがとても大切です。

相手に直接言いにくいことなどは、手紙やメールなどで伝えることもできますね。

話し合う時には、感情的にならず、過去のことは言わないようにして、相手を責めることのないように、言葉遣いや話すときの態度も気をつけましょう。

また、普段から会話の少ない夫婦には、まず、「おはよう」「行ってらっしゃい」などの挨拶を明るく交わすところから始めてみましょう。

楽しい内容の会話を心がけ、少しでも会話が続くようにYESやNOで答えられない話しかけ方をすると、会話が続くのでおすすめです。

例えば「今日お昼食べた?」という質問には「うん」で済みますが、「今日のお昼は、何を食べたの?」と聞けば「うどん」と、具体的に答えてくれます。

更に「何うどん?」と聞けば「天ぷらうどん」と、「じゃ今夜は何食べたい?」・・・と会話が続きますね。

夫が疲れていそうな時など「疲れているみたいだけど仕事で何かあったの?」などと声をかけることで気遣いも伝わりますし、味方になって聴いてあげることで夫にとっても癒しの効果が期待できます。

③夫婦が一緒に過ごす時間が少なくないですか?

夫婦関係の修復を考えるということは、夫婦関係がうまくいっていないということですね。

夫婦仲が険悪になると、お互いに顔を合わせるのを避けるようになっていたり、寝室を分けたりすることが多くみられます。

例えば、一緒にテレビを見る、一緒に料理をする、休日は2人で出かける、旅行に出かけるというのもいいのではないでしょうか。

同じ部屋で寝る、手を繋ぐなどのスキンシップから始めて、なるべく夫婦の触れ合いを大切にしましょう。

誕生日や結婚記念日などの特別な日を2人でお祝いするということも、夫婦関係修復のきっかけになると思います。

相手に対してあたたかく接し、一緒にいることが心地いいと感じてもらえるといいですね。

④自分は悪くないのに、と思っていませんか?

夫婦が険悪になった原因はいろいろあると思います。

相手の浮気、相手の借金、子どもの教育方針の違い、実家との関係、性生活に関する考え方、家事分担についての考えの行き違い、生活習慣の違いなど、自分には非がなく、相手がすべて悪いと考えがちです。

それが言葉尻や態度で相手に伝わり、さらに険悪な状態になるという悪循環なのです。

相手が100%悪いということは、滅多にありません。

例えば相手の浮気が原因で夫婦仲が険悪になって相談にみえた方で、浮気された方は全く非がなかったかというと、「私にも悪いところがあったと思います」とおっしゃる方がほとんどなのです。

妻がとげとげしい態度で、笑顔がなく、帰宅しても歓迎されていない様子だと、夫は帰宅したくなくなります。

また、夫が会話を避けて、部屋にこもっているような状況では、妻は仲良くしたくても取り付く島もありません。

夫婦関係の修復のためには、自分にも悪いところや至らないところがあったかもしれないと、自らを省みて自分が変わる努力も必要です。

他にも、夫婦関係修復のための提案がいくつかありますので挙げてみましょう。

  • 夫婦喧嘩もたまには夫婦のコミュニケーションになりますが、大きな喧嘩になったり、何日も冷戦状態を引きずることがないように、仲直りの仕方を夫婦で決めておくといいでしょう。
  • 夫婦で共通の趣味を持つようにしてみることも有効です。
  • 共通の会話が生まれますし、休日に夫婦で出かけるなど休みの日の過ごし方も変わってきますね。
  • 夫婦の関係が険悪になりすぎて、お互いに顔を見るのも嫌だという状況の時には、冷却期間を置くという目的で別居してみるという方法もあります。ただし、別居する場合には、夫婦関係の修復のための一時的な別居であるということを理解しながら、修復に向けた努力を続けることが大切です。
  • どうしても夫婦間で話し合いができないという場合には、家庭裁判所に「夫婦関係調整調停」を申し立てることもできます。これは、夫婦円満調停とも言われ、夫婦関係改善のアドバイスや解決策などの提示をしてもらえます。

いかがですか?

100組の夫婦がいれば100通りの夫婦の在り方があります。

ご紹介した夫婦関係の修復の方法は、すべてのご夫婦に当てはまるものではありません。

このような夫婦関係の問題でお悩みの方のために、私たち「夫婦問題カウンセラー」の存在があります。

第三者として公平な立場から、これまでの相談経験や勉強した知識を活かして、あなたのご夫婦の状況に合った修復のアドバイスや提案ができるのです。

夫婦関係の修復に困ったら、ぜひ頼ってくださいね。

リカプルでは夫婦問題・離婚問題に関するカウンセリングを行っております。カウンセリングを受けるまでの流れや内容に関するお問い合わせは下記からどうぞ。

 

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