共働きの夫婦にとって、家事の分担は悩ましい問題でもありますね。

夫も妻もフルタイム勤務の仕事で、子どもがいる場合などは、妻だけが家事を担うということでは、妻の負担がとても大きくなります。

特に、若い夫婦の場合には、夫だけの収入では生活に余裕がなかったり、妻にも「”仕事を続けたい”という希望がある」などの理由で、出産しても働き続ける女性が多くなっているので、夫婦の家事分担に関する問題も増えています。

夫も妻も、働いて疲れて帰ってきている状況は同じなのに、妻だけが帰宅後に家事をする、又は、ほとんどの家事を妻がやっているという夫婦では、妻は不満を抱いているケースが多いのです。

「夫にも家事をやってもらいたい」「夫と家事を半分ずつ分担したい」などと願っている妻からの声もよく耳にします。

そんな共働き夫婦の、妻にかかる家事の負担を、少しでも軽くする工夫や、夫にも家事をできるだけやってもらうための方法を、いくつか提案してみましょう。

①夫婦で家事の内容を把握し、優先順位を考える

朝起きてから夜眠るまでの家事を、細かく全て書き出してみたら、かなりたくさんの量の家事があることがわかります。

子どもがいたら、家事だけでなく育児や子育て、子どもの世話まで加わるのです。

できれば、夫にもすべての家事をひと通り経験してもらい、家事や子育ての大変さをわかってもらう機会があるといいですね。

「妻はこんなにたくさんの家事を、仕事から帰って寝るまでの時間にこなしているんだ、凄いな」「朝もこんなにやることがあったんだな」と感じて、自分から「できることはやるよ」などと言ってくれるかもしれません。

そして、家事の中でも”優先しなければならないもの””休日にまとめて二人でやってもいい家事””夫ができる家事”がわかってくるかもしれませんね。

②やらなくてもいい家事がないか検討する

夫にも家事の量の多さと、大変さがわかってもらえたら、”今はやっているけどやらなくてもいい家事””回数を減らしても差し支えなさそうな家事”などを一緒に考えてみましょう。

夫婦2人で考えることが難しければ、妻だけででも、書き出したりして考えてみてください。

家事については、特に完璧を目指さなくてもいいと思いますし、夫との公平さに拘る必要もなく、「できる時に、できる人が、できることをやる」という緩いスタンスでいると、楽な気持ちで家事ができます。

③家事をやる時間を見直せないか

例えば、夜にやっていることだけど、朝にやってもいい家事はありませんか。

保育園や子どもの習い事の送迎などは、時間を変えることができませんから、どうしても優先になりますが、”翌日や休日に持ち越してもいいような家事は、あと回ししてしまう”という考え方ができると、気持ちが楽になるでしょう。

休日に回すことで、平日は帰りが遅くて当てにならない夫にも、家事を分担してもらえたり、一緒にやったりできるかもしれません。

④「女が家事をやるもの」という考えを改める

自分が生まれ育った家庭を基準にして考えることが多いので、男性も女性の中にも「家事は女がやるもの」という考えが埋め込まれている人もいます。

今では、洗濯機や掃除機など、優秀な家電も増えてきました。

家事に慣れていない男性でも十分に使いこなせるものも多くあります。

「家事は女がやるもの」なんて考えている夫には、考えを改めていただきたいですね。

また、家事というほどじゃないような細かい家事(献立を考える、ティッシュペーパーなど消耗品の把握と補充など)「名前のついてない家事」がたくさんあって、そんなことにも時間をとるということを、夫に理解して協力してもらいましょう。

⑤家事の手抜きも考えてみる

まず、家事の総量を見直してみましょう。

「実家の母がやっていたので、当然のようにやっている家事」「以前は必要だったけど、子供の成長に伴いやらなくてもよくなっている家事」などがあるかもしれません。

全ての家事を見直してみることで、忙しい今、やらなくてもいい家事を省くことができて、時間や気持ちに余裕が生まれるかもしれません。

完璧を求めるとストレスが溜まります、少しハードルを下げることで気持ちも楽になりますよ。

⑥料理について、手抜きできるところ見つける

お料理が大好きで、いろいろこだわりがある場合、なかなか手抜きができないかもしれませんが、共働きの場合には、ぜひ以下のことも試してみてください。

  • 下処理がしてある、半加工済みの食品を上手に利用することで、時短も見込め、手間も省けます
  • 便利な調味料「○○の素」などや、レトルト食品の利用で、味付けや調理の失敗も少なくなります
  • スーパーなどのお惣菜も、盛り付けの工夫や、ひと手間加えることで、上手に使えば罪悪感もなくなります
  • 宅配サービスでの食材の利用も、メニューを考えたり買い物の手間が省け、食材を無駄にすることも減るので、おすすめです
  • 昔からある”出前サービス”ですが、最近はファミレスやピザなど、さまざまなお店の出前がネットで注文できて便利ですね
  • 残業で帰りが遅い日や休日など、外食に頼るのもいいかも知れません

このような”上手な手抜き”をすることで空いた時間に、他の家事がスムーズにできることも考えられますね。

⑦夫にやり方を教える、褒めてやる気を出させる

夫にとっては、「家事のやりかたがわからない」「家事ができないわけではない」けど「妻のやり方でやらないと後で怒られるから手を出さないようにしている」という男性の意見も多く聞きます。

やってほしいやり方があるなら、前もってきちんとわかるように教える、任せたのなら口出しや指摘をしない、やってくれたらとにかく「ありがとう」と、必ず感謝の気持ちを言葉で伝えるということが大切です。

褒められたり感謝されたことで、「また次もやってもいいな」と思ってもらえます。

⑧便利時短家電に頼ってみる

最近では様々な家電が進化していて、家事も便利になり、時短にも繋がる優秀な家電が多く出てきました。

例えば、ドラム式洗濯機も大きい容量の物もあり、乾燥まで済んでしまうので、洗濯物を干したり取り込んだりする手間が省けます。

掃除機などは、留守の間に掃除をしてくれたり、コードレスの強力な掃除機もありますね。

電気の鍋では混ぜるだけで煮物ができたり、電子レンジなどもずいぶん進化しています。

食器洗いも、食洗器ならボタン一つで乾燥までしてくれます。

共働きで頑張って稼いでいるのだから、便利な時短家電を”贅沢”と考えずに上手に生活に取り入れることも検討してみましょう。

⑨他の人の手を借りる

家事の中でも、共働きの場合、食材などの買い物に費やす時間は侮れません。

休日にまとめ買いをするという方法もありますが、スマホから昼休みや夜中に注文して家に届く”ネットスーパー”や、献立を考えて買い物に行く手間もなく、食材を献立に必要な分だけ宅配してくれるサービスもあります。

掃除や料理や子どもの世話など、さまざまな家事を代行してくれる”家事代行”のサービスに頼るという方法もあります。

また、子どもがある程度の年齢になったら、子どもに手伝ってもらうことで、子どもにとっていい経験にも躾にもなりますね。

⑩夫でもわかるようにする

女性にとっては、「洗濯しながら掃除機をかける」「テレビを観ながら料理する」「洗濯物を取り込んだら畳んでタンスにしまう」ということが、何も考えずにできたり、当たり前だと思ったりするものです。

男性にとっては、「何かをしながら他のことをする」ことは難しいことですし、「言われてもいないことはできないし、しない」ものなのです。

ですから、テレビを観ている時に夫に「掃除して」と頼んでも耳に入っていなかったり、「洗濯物を取り込んでおいてね」と頼んでも、取り込むだけで畳んだりはしないのです。

気が利かないのではなく、言われていないことはわからないだけなのです。

お願いしたいことや、やってほしいことがあったら、夫が何かに夢中になっていないときにできるだけ具体的に「お願い」するか、わかるように”ホワイトボードやカレンダーに書く”ことも有効です。

いかがですか。

共働き夫婦の家事分担について考えてみました。

中には「たくさん稼いでいる方が偉い」と思っている人もいます。

収入の額が違っていても、家事にかかる手間や時間は変わりません。

“収入が多いから偉い”ということはないですし、時間は誰でも平等です。

偉くない方が家事をするという決まりもありませんよね。

特に、共働き夫婦の場合、収入の額にかかわらず、”手の空いている方が家事をする””できるだけ分担して一緒に家事を負担する”ということが望ましいと思います。

そして、家事の分担によって空いた時間で、夫婦のコミュニケーションの時間を増やしていけたら、更に夫婦の関係も良好になっていくことでしょう。

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