離婚は少なからず子どもにも影響が出ます。離婚は夫婦でするものですが、子どもは巻き込まれる方ですから、気持ちを考えてあげましょう。
離婚が子どもに与える影響として大きいのが社会的地位の低下です。例えば学校の成績が下がった、成人してから社会的地位が低いと言ったことがあります。これは心理学的にも証明されていることで、子供が親から捨てられるという不安を感じることで起こるようです。
また精神的トラブルも起こりやすく、特に離婚から1年は混乱状態に陥りやすくなります。すると場所や環境に適応できなくなったり、ストレスを抱えたりするようです。一時的なものならいいのですが、状況が悪いと10年以上精神的不安定に陥ることがあります。
子どもにとって家庭とは両親がそろって当たり前で、生活のリズムも決まっています。しかし離婚をすると両親がそろっていない環境に置かれ、さらに親は働いていますから生活リズムも狂いやすくなります。食事の時間が変わったり回数が減ったり、友人関係や家族関係まで変わってしまうこともあるのです。
両親のどちらかと離れたことにより、自分は愛されていないと思うこともあるでしょう。そうすると愛着や愛情への変化が生じ、愛とは何か苦しむようになります。親の一人と離れたことで、今度はもう一人の親とも別れてしまうのではと恐れるようになるのです。
また両親が離婚前から不仲で喧嘩を繰り返していたような場合、子どもにはマイナスの感情が生まれやすくなります。後ろめたさや怒り、孤独を感じるきっかけとなったり、どちらかの親の味方をさせることでいじめっ子になる可能性もあるようです。また精神科受診歴を持つ子供400人を調べたところ、両親がそろっている子供に比べて親が離婚した子供の数は2倍になると言う報告もあります。
さらに子どもへの影響は子どもの成人後にも及び、子供が将来結婚しても離婚する確率が3倍になると言います。喫煙率も両親が離婚していない家庭に比べて男の子で48%、女の子で39%増加するという調査報告もあります。
また依存症になる可能性も高く、アルコールやタバコだけではなく、ドラッグなどの依存症になる可能性があるようです。ストレスを感じれば老化現象も早く現れると言われており、離婚が子どもに与える影響は大きいのです。
離婚が子どもに与える影響は年齢によっても変わりますが、落ち着きがなかったり苦しみやすい傾向にあると言います。子どもがいる場合は子供のケアを忘れずに、離婚を進めていくのがベターでしょう。
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