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夫に浮気されたということがわかっただけでも、かなりのショックですね。
だからと言って、来る日も来る日も落ち込んでいても前に進めません。
離婚するにも夫婦の再構築を図るにも、夫の浮気の有効な証拠集めを、少しでも早く始めましょう。
夫の浮気の証拠集めをする目的は、大きく分けて2つあります。
それは、夫との離婚に向けての場合と、夫婦関係の再構築に向けての場合です。
どちらの場合にも、浮気の有効な証拠が重要になります。まず、浮気の証拠集めをすることで、あなたがどのように有利になるのかを知っておきましょう。
・「浮気をしている夫とは、もう夫婦でいられないので離婚する」という場合、浮気の証拠を集めることで、妻であるあなたから夫に対して離婚の請求が認められやすくなります。
・浮気の有効な証拠があることで、夫は有責配偶者(婚姻の破綻に対して、責任のある配偶者)になり、夫からの離婚請求は基本的に認められなくなります。「不倫相手と再婚したいから離婚してくれ」というような夫からの請求ができなくなるのです。
・浮気の証拠を揃えることで、夫と浮気相手の両方に対して慰謝料を請求することができます。離婚する場合だけでなく、離婚しない場合でも慰謝料請求ができるのです。
・夫婦円満調停(夫婦関係修復のための調停)や離婚調停、その先の離婚裁判になった時にも、夫の浮気の証拠を多く集めておくことで、あなたは有利な立場になります。
・浮気の証拠を集めて夫に差し出すことで、反省させて浮気相手の女性と別れさせることも、その後夫婦関係の再構築を図っていくこともやりやすくなります。
・浮気の証拠を夫に突き出すことで、夫も浮気の事実を認めざるを得なくなります。浮気を否定して逃げていた夫との、今後に向けた話し合いにも応じてもらえるようになります。
夫の浮気の有効な証拠を集めることで、離婚することも再構築することも、妻であるあなたの希望に向かいやすくなるのです。
浮気の証拠集めについてですが、自分で集める場合と、探偵業者に依頼する場合の2つがあります。
どちらも、メリットとデメリットがあるので、よく考えて浮気の証拠集めをしてください。
夫の浮気の証拠集めを自分でする場合
- 妻の行動が怪しいと感づかれて、夫にバレてしまうリスクがある。バレてしまったら、夫が浮気の証拠を隠すなど警戒が強くなるので、証拠を集めたいあなたにとっては不利になります。
- 浮気の証拠をたくさん集めたとしても、有効でない使えない証拠ばかりになる可能性が高いです。
- 夫が浮気していることで、精神的にショックを受けているのに、証拠を自分で見つけることで、精神的に更なるダメージを重ねるリスクも考えられます。
- 夫の浮気の証拠集めを自分ですることで、高い調査費用がかからなくて済むというメリットがあります。
- 自分で夫の証拠を集めることで、夫に何か急な動きがあった時にも、臨機応変に対処できるメリットもありますね。
探偵業者に夫の浮気の調査を依頼する場合
- 法的にも有効な浮気の証拠の写真などを、たくさん揃えてくれるというメリットがあります。
- 尾行がバレるリスクも低く、有効な証拠を押さえてくれるので、安心して任せることができます。自分が動かなくていいので、自分の時間にも余裕が生まれます。
- 自分でなく、探偵業者が調べてくれるので、精神的なダメージも少なくて済むという利点もあります。
- 探偵業者に浮気の有効な証拠を多く集めてもらうには、高額の調査費用が必要になるというデメリットがあります。
さいごに、あなたが自分で夫の浮気の証拠を集める場合の注意点をいくつか挙げますので、浮気の証拠を自分で集めるか、探偵業者に依頼するか決める時の参考にしてください。
夫と浮気相手のラブホテルの出入りの写真や動画
夫の不貞行為(肉体関係)の証拠は、一回限りでは認められません、継続的に利用していた証拠写真などが用意できるといいですね。
日時や場所など(いつどこで誰と何していたか)が、はっきりわかるものが有効です。
浮気相手の家の出入りの場合は、更なる継続性が必要でちょっと厄介になりますね。
- 夫と浮気相手とのメールやLINEのやり取りと通話履歴、裸同士の写真や動画などがあればなお有効です。
- クレジットカードの利用明細、車のカーナビやETCの履歴からも、疑問点がみつかり証拠になる場合もあります。写真やコピーなどで残しておきましょう。
- 夫のポケットやカバンや財布などから、怪しいレシートが出てくることもあります。仕事に行ってたはずの日の観光地のコンビニのレシートが出てくるケースもあるので、少しでも変だと思うものは、コピーをとるか写真に残しておきましょう。
- パソコンの検索履歴から、ラブホテルや旅行先の検索をしていたことがバレたケースもあります。
- あなたが日々の日記をつけたり、ノートに書き留めておくことで、夫の勤務記録から怪しい事柄が出てきたり、レシートと照らし合わせて「やっぱりおかしいな」と気づくこともできます。
- 夫の浮気相手が、夫のことを既婚者だと認識していたという証拠があれば、なお有効です。
他にもありますが、有効な証拠は、肉体関係が継続的にあったということと、浮気相手が夫のことを既婚者の認識があったという証拠です。
他の証拠も多く揃えることで、使える可能性もありますので、できるだけたくさんの証拠を集めるようにしましょう。
夫の浮気の証拠を集めて慰謝料請求する際に、時効があることも知っておくといいでしょう。
夫の浮気の事実を知ってから3年、または妻が浮気に気づいていなかった場合でも夫が浮気をしていた時から20年経過した場合は、時効が成立してしまいます。
また、不貞行為に対する賠償請求も3年で時効です。
夫の浮気の証拠を集めることに必死になりすぎて、時効を過ぎることのないように注意しましょう。
夫の浮気の証拠集めは、とにかくバレないように、できるだけ早くすることをおすすめします。
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