夫がケチ

夫がケチで困っている場合に、何か対処法があるのでしょうか。

結婚する前から結納や結婚式、ハネムーンをやりたがらなかったなど、夫のケチの予兆はあったのですが、結婚してみたら更にケチぶりが増したという女性からの話もよくあります。

もともと妻に対して支配欲が強い夫や、貯蓄や投資などに執着している夫は、妻に対してケチになる傾向が強くなるようです。

夫の稼ぎが少なく、本当に家計が苦しいのでしたら節約も必要ですし、ケチケチするのも納得できますが、お金があるのにこんなケチな夫だったら、一緒に暮らしているのは辛いですね。

しかし、我慢しているだけでは何も改善できません。

何とかできる方法があるのでしょうか。

夫がケチな場合に、妻ができる7つの対処法を挙げてみましょう。

①家庭のお金が増えていると考える

ケチというと聞こえが悪いですが、よく言えば堅実であるということです。

“お金にルーズで浪費癖のある夫よりはマシ”という考え方もできませんか? 夫がケチなおかげで、家庭のお金が着実に増えて、子どもの教育費や夫婦の老後の資金が貯まっていっているのだとしたら、いいことでもありますね。

難しいかもしれませんが、”夫と一緒に節約生活をする”というように金銭感覚を合わせる努力をしてみることも一案です。

②ストレス発散・ストレス解消を考える

無料でできる自分のストレス発散法を考えてみましょう。ウォーキングや散歩、テレビやネットを参考にしてヨガやダイエットなどを始めてみるなど、いかがでしょうか。

妻が綺麗になることで、夫も服や化粧品などにお金を出してくれるようになるかもしれません。

③自分も稼ぐ

生活費を出そうとしないケチな夫から、今以上の生活費を出してもらうのは大変なことです。

自分で使うお金だけでも自分で稼げれば、少しは自由になるお金もできますね。パートに出る、家でできる仕事や正社員の仕事を探すなど、できることなら自分でお金を稼ぐ方法を考えましょう。もし、働くことを反対されたら、「貴方の稼いだお金を無駄にしたくないから私も働く」と伝えてみましょう。

④証拠を見せて訴える・話し合う

面倒ですが家計簿やアプリなどで生活費を3ヶ月ほど続けて管理し、それを夫に見せて論理的に生活費が足りないことを話してみましょう。

何とかもう少し出してもらえたらいいですね。「将来のことを一緒に考えたい」などと話を切り出してみたらいかがですか。

⑤夫に生活費の請求をする

夫がケチで生活費が足りない場合、夫に生活費(婚姻費用)の請求をするという方法もあります。

メールやLINEなど、証拠として残る形で請求することで、後に支払ってくれることになった際にそこまで遡って支払われる可能性もあります。

それでも払ってくれない時には、同居中でも、内容証明郵便で婚姻費用分担の請求をすることもできます。

夫はプレッシャーを感じて払ってくれる可能性もあります。

それでも払ってくれない場合は、家庭裁判所に婚姻費用分担請求の調停を申し立てるという方法もありますが、いずれにしても、一度弁護士の無料相談などで相談してみるといいですね。

⑥第三者に相談してみる

ひとりで悩んでいても、なかなか対処法が見つからないと思います。

家族親族、友だち、女性センター、公共の相談センター、カウンセラー、弁護士などに相談することで、思ってもいなかった解決策が見つかるかもしれません。

⑦離婚を検討する

法律では、生活費について、夫婦の負担能力(収入の大小など)に応じて分担する義務があると決められています。

夫がケチ過ぎて生活に支障がある場合、状況によっては離婚を考えることがあるかもしれません。

夫婦の間で話し合って決める協議離婚の場合は、特に証拠が要るわけではありませんので、話し合って離婚を決めることができます。

夫婦間で決められない場合には、証拠があった方がスムーズに進みますので、夫のケチぶりを証明できる証拠を集めることができるといいですね。

ケチなだけでは離婚理由にならないのですが、生活費を入れてくれないなど”悪意の遺棄”にあたることで離婚の理由になることもありますので、離婚を考えるなら証拠集めもおすすめします。

いかがですか。

夫がケチで困っているあなたに、何か一つでも参考になれば幸いです。

例えば、夫が太っ腹なお金の遣い方ができた時などには、大げさなくらいに「男らしい!」などと褒めたり認めたりすることも大切ですね。

夫がケチで、他にも何もいいところがないとしたら、夫婦として仲良く楽しく暮していくことは難しいかもしれません。

しかし、夫はケチなところがあるけど、他はいいところがいっぱいあって家族を大事にしてくれるなど、悪いところばかりでないような場合は、あなたの考え方を変えることで対処できる場合もあります。

夫に対して逆らったり、口答えばかりしたりする妻のことを、女性として可愛くないと感じている夫は、そんな妻に優しくしたりお金を使ったりしたくないという気持ちになるものです。

「夫にとって、可愛く、守ってあげたくなるような女性でいる」ということを心がけられるといいですね。

夫婦仲が関係しているケースも多いので、夫婦が仲良くなれるために、できるだけ話し合ってわかり合うことも大切なのだと思います。