この記事を動画でご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。
みなさんは「仮面夫婦」って聞いたことがありますか?
仮面夫婦は、夫婦のお互いやどちらか片方が冷めている状況であるにもかかわらず、対外的には何の問題もないような夫婦を演じている夫婦のことです。離婚できない事情を抱えた夫婦もあり、このままでもいいと思っている場合もありますし、何とか修復したいのにできないという仮面夫婦もいるようです。
では、仮面夫婦にはどんな特徴があるのでしょうか。ここでは仮面夫婦の代表的な特徴を10項目挙げたいと思います。
お互いに相手に関心がない
同じ家に住んでいても、お互いの状況や行動や心情に全く関心がなく、夫は仕事をしてお金を稼ぎ、妻は家事や育児をしているという場合が多いようです。
ちょっと不思議にも思いますが、結婚した時から相手に無関心だったという仮面夫婦もいるようです。相手が何をしていようが、帰って来なくても怒ることもないのです。
家庭内別居の状況
当然ながら一緒に食事もしないし、同じ部屋で寛ぐこともありません。もちろん寝室も別々、炊事や掃除洗濯もそれぞれ自分の分だけするという夫婦もありますし、最低の家事だけ妻が担当している場合もあります。
会話は必要最低限
生活もそれぞれ別々なので、家の中で顔を合わせても会話することもなく、最低限必要な会話はメールやSNSなどで済ませている場合もあります。お互いに徹底的に関わらないように生活しています。
対外的には仲良しのふりをしている
人前や子どもや親族の前では、仲のいいフリをしていることもあります。特に他人の前では、仲良し夫婦を装っていたりします。
セックスレス、不倫している
ベッドも部屋も別々であり、長いことセックスレスの状況にあります。このセックスレスが仮面夫婦になるきっかけだったということもあるようです。それぞれ別の異性と不倫しているケースもあるのですが、お互いに無関心なので特に大きな問題にもならない場合が多いのです。
子どもが大切
夫も妻も子どもは大切に思っているので、子どもの前だけは仲のいいフリをしている場合もあります。しかし、子どもは気づいているものです、家の中の雰囲気も良くないですし、成長の過程で精神的にも良い影響はありませんね。
経済的な問題もあり状況を変えられない
本当は離婚したいのだけど、母子家庭になると経済的に難しそうで離婚に踏み切れず、家庭内別居のまま過ごしている女性もいます。夫に愛情はないけど、経済的安定を選んで我慢している場合もあります。
社会的な地位や体面
社会的な地位がある人は、イベントなどに夫婦での参加を求められることもありますし、職業によっては離婚することで大きなイメージダウンになることもあるので、離婚せずに仮面夫婦のまま生活している場合もあるようです。
喧嘩もしない
ほとんど関わり合うこともなく、会話もなく相手に興味も関心も全くないので、喧嘩になることもありません。
離婚予備軍である
夫婦の状況からして、いつ離婚になってもおかしくありません。子どもの区切りや夫の退職などをきっかけに、どちらかが離婚を切り出す場合もあるでしょう。他に好きな人ができて離婚するような場合もあるかと思います。
そのようなときに備えて、普段から離婚原因になることの証拠を集めたり、相手の資産や夫婦の共有財産についても調べるなどの準備をしておくと安心ですね。
以上、仮面夫婦の特徴を10項目ご案内しました。
仮面夫婦の状態で長く夫婦として暮らすことは、お互いにとっても子どもにとっても決していいことではないと思いますし、すすめられることでもありません。
仮面夫婦の特徴を知って、あなたの夫婦が仮面夫婦にならないよう予防に役立てたならうれしく思います。
リカプルでは夫婦問題・離婚問題に関するカウンセリングを行っております。カウンセリングを受けるまでの流れや内容に関するお問い合わせは下記からどうぞ。