「夫が『憧れの彼』だったのに、結婚したら本性が見えて幻滅した」などという経験はありませんか？
交際前や交際中は、誰だって好きな相手に「よく見られたい」「好きになってもらいたい」などと思うものです。
特に「この人と結婚したい」と考えていたら、余計に気に入られるように頑張っちゃいますよね。
女性だって、好きな男性から好かれたいと思えば、可愛い娘ぶったり、精一杯おしゃれしたり、料理好きを装ってみたり、彼の趣味のことを勉強したり、彼の仕事に理解あるフリしてみたり、いろいろ努力しますよね。
結婚までの交際期間の長短に関係なく「いざ結婚してみたら相手が本性を現して幻滅する」なんてことも多いものです。
特に、交際期間が短かかったり、あまり逢わずに結婚を決めた場合などには、結婚後に夫の本性が見えて幻滅するということも起こりがちです。
夫婦問題や離婚のご相談の中でも、「結婚後に夫が本性を現して幻滅した」という妻からの話をよく伺います。
この幻滅が”離婚”を考えるまでに発展してしまう危険もあるのです。
妻たちは、どのようなことで夫に幻滅しているのでしょうか。
交際中と、結婚後の変化を具体的に挙げてみます。
- 優しくて私のことだけを愛してくれている彼→夫は束縛が強く、嫉妬深く・疑い深くて窮屈。モラハラやDVの気質を持っていた。
- 金銭感覚が合うし、お金の遣い方がスマートな彼→実は夫が借金を抱えていたことが結婚後に判明。ケチで少ない生活費しか与えられず、貯蓄に燃えている夫。
- 外食や買い物など、一緒に楽しめる彼→店員さんの前になると、客の立場になると”上から”の偉そうな態度や言動になり、一緒に居て恥ずかしい夫。
- お酒はほどほどだし、タバコも吸わないし、ギャンブルはやらない彼→実はタバコは吸うし、お酒も大好き、ギャンブルにも手を出している夫。
- きれい好きで清潔感のある彼→本当はお風呂が嫌いで、シャワーも浴びたがらなくて不潔な夫。
- 家族想いの優しい彼→実はマザコンで、母親のいうことには逆らえず、妻をかばうこともできない。いつも母親の味方をする夫。
- 家事もひと通り自分でできる自立している彼→自分では家事をしないのに、妻の家事にいちいち文句をつける、何でも思い通りにしたいと思っている夫。
- 趣味が多くて、話題が広く楽しい彼→趣味の物が多く、捨てられない性格もあり、家が片付かないし、お金もかかる夫。
- 車の運転が上手でスマートな彼→車に乗ると性格の荒い部分が出現、イライラしたり怒鳴ったり舌打ちする怖い夫。
- 何を言っても怒らず優しく許してくれる彼→優柔不断で責任逃れする、気遣いもできない、頼りにならない夫。
- 休日はほとんどデートに誘ってくれてフットワークの軽い彼→休日は昼まで寝ていて、用事がないとひたすらダラダラしている。運動不足もありお腹が出てきた夫。
- SEXの時も私を気遣ってくれて思いやりを感じられる優しい彼→マンネリになっていて、独りよがりのオレ様SEX、自己中心的で自分勝手な夫。
- 子どもと仲良しになることが得意で子どもに好かれる彼→実は子どもに興味がなくて、自分の子どもなのにかわいがることがない。子どもより自分が大事な残念な夫。
「憧れの彼」の妻になったあなたは、結婚後の夫に対して上記のような不満を感じていませんか？
昔から「釣った魚に餌をやらない」といいますが、そんな男性もいらっしゃることも事実です。
特に男性は狩猟本能があり、好みの女性を手に入れるまでがワクワク楽しくて、いざ自分のものになってしまったら興味を失ってしまうという部分も持ち合わせています。
「憧れの彼」だったのに、結婚後に夫が変わってしまい本性に幻滅することも、ある程度は仕方ないのかもしれませんね。
恋愛中は盲目ような状況になっているので、冷静に物事を見ることができないものです。
親や友人からの反対や忠告があっても、「そんなことないわ」なんて反感を持ったりすることもありますよね。
もし、これから結婚を考えるような状況の女性がいらっしゃるようでしたら、結婚を決める前に次のことをしてみて、「大丈夫だな」と思ってから決心することをおすすめします。
①できれば結婚を決める前に同棲してみて、価値観や金銭感覚、生活習慣の違いなどを受け入れられるかを判断する。
②何かハプニングが起こった時に、あなたを守ってくれるのか、自分だけを守るのか観察する。
③酔った時に本音が出るものです、酔った時にどう変わるかを見る。
④外食や買い物に行った時の店員さんに対する態度が、横柄ではないか上からではないか観察する。
⑤家族に対する態度は、結婚してからの妻に対する態度に近いかもしれないので、よく観察しておく。
⑥彼が友達にどのように思われているのか知るために、彼の女友達にも男友達にも会っておく。
⑦人生経験豊富な人生の大先輩である両親の忠告には、素直に耳を傾けて判断の参考にする。
このようなことに注意して結婚を決めることで、少しでも「『憧れの彼』だったのに結婚したら本性に幻滅した」などということを避けることができるのではないかと思います。
