あなたは「男性が喜ぶ甘え方」を意識したことがありますか?
私は、夫婦問題カウンセラーとして多くの男性や女性、また、ご夫婦からのご相談を受けておりますが、夫婦問題相談の現場では、最近は強い女性が増えているように思います。
家事も分担し、子育てにも積極的に参加する「イクメンパパ」や、気持ちの優しい夫に慣れて当然になってしまい、感謝や労いの気持ちを持てなくなっている女性が多いことに戸惑っています。
多くの男性は、好きな女性の役に立ちたいし、頼られたいし、適度に甘えてほしいと思っています。
交際中はもちろんですが、結婚して”妻と夫”という夫婦の関係になっても、子どもができて”ママとパパ”という親になっても、時には女性に甘えてほしいと思っているものです。
一方、女性の中には、甘えることが不得意なタイプの女性もいるようです。
《甘え下手な女性もいる》
どのような女性が「甘え下手」なのでしょうか。
- 「甘える」ということは、男性に「媚びている」のだと考えてしまう
- 「甘える」ことで、相手男性に嫌われてしまうのではないかと不安に思っている
- 「甘えたい」と思っているのに、プライドが邪魔して甘えられない
- もととも親にも甘えて来なかったので、甘えるのは自分らしくないと思っている
このように甘えることが不得意な女性もいるのですね。
何とか男性が喜ぶような「甘え上手」になれる方法はないのでしょうか。
《男性が喜ぶ甘え方》
実際に男性が喜んでくれる甘え方について、具体的に考えてみましょう。
甘え下手のあなたでも、できることがあるのではないでしょうか。
- 微笑んで見つめる(明るく笑顔の女性は男性に癒しを与えます)
- 夫や彼のことをさりげなく立ててあげる(人前で自分を立ててくれると嬉しく思います)
- 適度に頼る・お願いする(上手にお願いして、後から感謝することも大切)
- 素直に「嬉しい!」と喜ぶ(例えばプレゼントなどには、とりあえず喜ぶのが賢明です)
- 一人で決めずに相談する(夫や彼が尊重されている気持ちになる)
- スキンシップを積極的に(二人きりの時間に寄り添ったり手を繋ぐなど、キスやハグをせがむのも効果的)
- 時には二人きりのデートをせがんでみる(特に子どもがいると二人きりになりにくいですものね)
- ただ呼んでみる(あだ名や名前や「ねえ~」など、用がなくても「ただ呼んだだけ~」というのもたまにはかわいいですね)
- 褒めたり感謝する言葉をかける(自分のことを見ていて認めてくれる、妻も喜んでくれていると思って嬉しくなる)
- 夫や彼の得意な分野について質問する(たとえ自慢話でも「すごいね~」の一言を忘れずに)
- 夫や彼が「甘えてほしい」と思っていそうなタイミングを逃さない(ちょっとお酒が回ってきたころに、酔ったふりして甘えてみるとか)
いかがですか?
男性から「コイツ可愛いな!」「抱きしめたいな」って思われることが大切です。
しかし、いつでもどこでも「ただ甘えればいい」というものではありません。
夫や彼に甘える時の注意点もお伝えしておきますね。
《男性に甘える時の注意点》
男性に甘える際の注意点は次のようなことです。
- 人前でベタベタしない(空気を読めない「ウザい女」になってしまいます)
- 夫や彼が何かに集中している時や忙しい時は避ける(男性の多くは何かに集中していると、他のことに気持ちが向きません)
- 夫や彼を「いい気分」にさせることが目的、わがままを言うこととは違います
- 普段の態度も大切(いつもあなたがヒステリックに怒っていたら、いくら甘えてみても「はぁ?」ってシラケられてしまいます)
- 夫を試すようなことに「甘え」を使わない
このようなことに注意して、ぜひ夫や彼に甘えるチャンスをみつけてみてくださいね。
《さいごに》
何度も言いますが、男性は適度に「頼られたい」と思っているものです。
彼女や妻が、自分を尊重して立ててくれることをとても嬉しく感じます。
あなたがいつもはしっかりしている女性でも、時には素直に甘えてくれると喜んでくれるものです。
普段の会話でも、iメッセージ(「私」が主語の話し方、例えば「私は、貴方が○○してくれたら嬉しいな」など)を使うようにできると、さりげなく甘えられているような可愛い印象になります。
話しかける時でも、「もし、時間があったら…」「今、話しても大丈夫?」「貴方に聞いてもらいたいことがあるんだけど…」などと、一声かけてから話すことで「夫や彼を気遣っている可愛い彼女や妻」などと、いい印象を持ってもらえるので甘えやすくなると思います。
いつもベタベタ甘えていると、「可愛い妻」を通り越して「めんどくさい妻」になってしまいます。
「ここぞ!」というときに可愛く甘えられるように、日ごろから自身の行動や言動にも注意して過ごすことをおすすめします。