夫と会話をすると疲れるということはありませんか?
「付き合っていた頃は、会話するのが楽しかったな、何時間も電話で話してたのに」なんて声が聞こえてきそうです。
以前は飽きることなくふたりで喋っていたのに、結婚して何年か経ったり、子どもの成長と共に、夫婦の会話が減ってくることが多くみられます。
妻の方からの不満として「夫と会話をすると疲れる」という声が多く聞かれるようになります。
男性は一人の時間や黙って過ごす時間も大事に思っている傾向がありますが、女性は会話がないことで不安になったり、相手から思うような返事が返って来ないことで不満を持ったりする傾向にあります。
慣れた関係になった夫と会話することで疲れてしまうので、生活上の必要最低限の会話になってしまったり、中にはほとんど会話がなく家の中でもLINEで連絡し合っているというご夫婦もいらっしゃるのです。
「夫と会話をすると疲れる」と思っている女性に向けて、対処法などを考えていきたいと思います。
まず、夫と会話することで、なぜ疲れてしまうのかということから考えてみましょう。
《なぜ夫と会話をすると疲れるのか》
なぜ夫と会話をすると疲れてしまうのか、妻が疲れてしまう原因を考えてみましょう。
- 夫が上から目線で話してくるし、すぐ怒るので疲れる
- 夫の価値観を一方的に押し付けてくるので疲れる
- 夫のつかう言葉にいちいちトゲがありイライラして疲れる
- 夫は口数が少なくて私ばかり話しているので疲れる
- 夫の話は愚痴や文句や悪口が多くて、聞いていて疲れる
- 夫とは話が上手く噛み合わないので疲れる
- 夫と話す話題がないので、会話しようとすると気遣いで疲れる
- 夫の話がつまらないし、反応も薄くて疲れる
- 夫の返事がほとんど否定的なので、話すのが嫌になる
- 夫への愛情も情もなくなったので、話したくない
このような原因で、夫と会話をすると妻が疲れてしまうのですね。
一般的に妻は夫に「察してほしい」と思っています。
話に同調してほしいし、否定的でなく肯定的な言葉での会話を望んでいるのです。
交際していた頃や、新婚の頃は、お互いに相手を気遣い相手の気持ちを察していたこともあり、会話することが楽しかったのではないですか?
結婚して、夫婦でいることが当たり前になると、相手に対する興味が薄れていきますね。
そして、会話にまで気を遣わなくなってしまい、「夫婦の会話を大事にしたい」と思っている妻が不満を抱くようになるのでしょう。
一方、夫は夫婦の会話のことなど、それほど重要に思っていないケースも多いようです。
《夫と会話をすると疲れる妻への対処法や考え方》
では、実際に「夫と会話をすると疲れる」と思っている妻は、我慢するしかないのでしょうか。
我慢するのが嫌だからといって、やみくもに夫に対して文句や希望を並べても逆効果になってしまうことも考えられます。
「夫と会話をすると疲れる」と思っている妻への対処法や考え方を挙げてみます。
①夫の話を否定しないで聞く。「貴方はそう思っているのね」「そう、大変だったわね」など、自分が聞き上手になって夫の話を一旦肯定し、認めて労うことで夫の聞く姿勢も整うものです。
②夫との会話の前に、「今ちょっと話してもいい?」「ちょっと愚痴を聞いてくれる?」など、夫が聞く体制が整っているか確認してみる。夫が他の何かに集中している時には、何を話しても会話が弾みません。
③男性の多くは、妻の話を聞いて「何か解決してあげなくちゃ」「なんてアドバイスしたらいいかな」などと考えてしまうものです。ただ聞いてほしいだけなら「ただ聞いてくれるだけでいいから、アドバイスは要らないよ」「”そうか、大変だったね”って同意してくれるだけでいいよ」などと言っておくことで、夫も楽な気持ちで聞けるので助かるはずです。
④女性の話はダラダラ長く続くと思っている男性が多くいます。「10分だけ話を聞いてほしい」「30分話をしましょう」などと時間を決めることで、安心して集中してくれることが期待できます。この場合は、タイマーなどできちんと時間を管理しましょう。
⑤「話を否定されたり決めつけられると、会話したくなくなってしまう」ということを伝えてみましょう。「私の考えも一度は認めてくれたら、貴方の意見も聞き入れやすくなると思う」「決めつけや押しつけの話をされることで、ストレスに感じる」など、自分の気持ちを優しく伝えてみましょう。
⑥「たぶん夫は私と話したくないんじゃないか」「私になんか興味がなくなったんじゃないか」などと勝手に自分で決めつけずに、「私と話すのは気が進まない?」などと聞いてみてもいいかもしれません。
⑦夫に興味や関心を持つようにして、夫の喜びそうな内容の会話や、興味がありそうなことを話すことで会話が上手く続いて楽しくなるのではないでしょうか。
夫と会話をすると疲れる妻への7つの対処法や考え方を挙げてみました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
《さいごに》
「夫と会話をすると疲れる」ということは、会話が楽しくない、会話をするのに気が進まないということだと思います。
昔は楽しく会話できていたのなら、きっと同じように楽しい会話ができるようになるでしょう。
例えば、ペットを飼うことで夫婦の共通の話題ができて、楽しい会話が復活したというご夫婦もいらっしゃいました。
会話のネタはいろいろあります。
今日あったこと、仕事のこと、食べ物のこと、子どものこと、休日の予定、趣味のことなど、何でもいいのですが、できるだけ楽しい話題や、嬉しかった出来事などを話題にした方が、少しでも嫌な気持ちになりにくいので疲れることもないのではないでしょうか。
極端なことを言えば、会話がなくてもお互いに不満なく生活ができるのだったら、疲れるのに無理に会話しなくてもいいのかもしれませんね。
夫婦の心地よい会話の量や内容を見つけ出して、少しでも楽しい会話ができるようになるといいですね。