いろいろな理由で、姑に孫を会わせたくないと思っている嫁が多くいます。
出産間もない嫁から、長いあいだ姑に不満を持ち続けてきたベテラン嫁まで、姑に孫を会わせたくない理由はたくさんあるようです。
私が結婚していた時には姑も舅もがいましたが、60㎞ほど離れたところに住んでいたため、それほど頻繁に会うことがなく、姑も適度に孫をかわいがってくれたので、姑に孫を会わせたくないと考えたことはありませんでした。
今は娘が嫁いで子どもが生まれ、自分に孫ができました。
ですので、姑に孫を会わせたくないというような話を聞くと、嫁の立場も姑の立場もわかり、複雑な思いになります。
まだ結婚していない息子もいますので、将来息子が結婚してお嫁さんから「お義母さんに孫を会わせたくない」と言われないようにしたいものです。それでは嫁が「姑に孫を会わせたくない」と思う理由や原因と、その対応方法を考えてみましょう。
孫に会いたくて、姑が突然やってくる
「ちょっと近くまで来たから寄ってみた」と、いきなりピンポーン。
「家の中は片付いていないし、自分は化粧もしていないし、事前に電話ぐらいできるでしょ」と、文句も言いたくなりますね。
「買い物や用事で留守することもありますので、いらっしゃる時には電話をいただけますか?」などとお願いしてみましょう。
子どものものを勝手にいろいろ買って来たり持って来たりする
センスが合わない子ども服や、今どきどう?と思うようなオモチャ、他の人からのお下がりのものや服、子どもに食べさせないようにしているお菓子などを持ってきて押し付ける。
子どもには何かのお祝いの時や誕生日やクリスマスだけにプレゼントをいただけるように頼んでみてはどうでしょう。
姑と一緒に買い物に行って、子どもの欲しいものや、あなたの趣味に合う子供服などを知ってもらいながら、買っていただくのもいいかもしれませんね。
姑の時代の育児方法を押し付けてくる
かれこれ30年近く前の話ですが、私と妹の乳児の入浴方法が違っていたことに驚きました。
私も妹もそれぞれ自分の方法が正しいと思っているんですね。
実の姉妹でもこんなことがあるのですから、嫁と姑の場合も、どちらも悪気はないし、姑も良かれと思ってアドバイスするんですよね。
妹の場合は助産婦さんに教わったやり方でしたので、私も「そういう入浴のさせ方もあるんだな」と納得できました。
姑に対しても、今の育児書や助産婦さんのアドバイスを一緒に見たり聞いたりすることで、学びなおして納得してくれるかもしれません。
育児や教育の方針を押し付けてくる
孫が男の子の場合など、姑は跡取りとして孫に行かせたい学校や就かせたい職業などを決めつけたりすることもあります。
跡取りという考え方にとらわれることも、今の時代には受け入れがたいことなのでしょうけど、姑の意識を変えるのも難しいことですね。
「子どもには自分のやりたいことを自由に選ばせてあげたい」という自分たち夫婦の考え方をわかってもらう努力をしましょう。
いかがですか。
姑に孫を会わせたくないという場合だけでなく、どんな嫁姑問題のケースでも、間に入る夫(姑の息子)の態度や考え方が大きく影響します。
姑と嫁の間にうまく入ってくれて、仲を取り持ったり、お互いの言い分をいいように伝えることができる夫は頼れますね。
あなたがどうしても姑と関わりたくないという場合は、夫と孫だけを義父母のところに行かせるという方法もあります。
姑にとっても、血の繋がった息子と孫だけが来てくれることはうれしいことだと思います。
嫌なところに行かずに済んで、自分の自由な時間ができることで、あなたもストレス発散できて一石二鳥ですね。
姑に何を言われようと、何でも従わなければならないということはありません。あなたは自分の信念を守って、自分の決めた育児方針に責任をとれるということが大事です。
譲れることと、譲れないことをはっきり姑に伝えてもいいのではないでしょうか。そしてどんな時でも、姑との心地いい距離感を保つことができるといいですね。
子どもは、あなたの子どもであっても、あなただけの所有物ではありません。
夫や舅姑、あなたの両親など周りの人たちの協力があるから、子どもも成長していけるのです。
あなたにとって子どもが可愛いように、あなたの周りの人たちもあなたの子どもを可愛く愛おしく思っているはずです。
子どもはどんどん成長して育っていきます。
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