夫が抱いてくれないと悩んでいる妻から、相談を受けることがあります。
セックスについて、女性は受け身である場合が多いのですね。
夫から「今日からお前を抱くのをやめます」なんて宣言があったなら「なぜ?」「理由を教えて?」などということもできますが、たいていの場合は徐々に何となく気づいたらセックスレスになっていた、という感じですよね。
しかし夫としては、きっかけとなる何かがあったのかもしれません。夫が抱いてくれない状況になった原因とその対処の方法を、考えてみましょう。
妻をオンナと見ることができない
出産を機に女は母になり、それまで妻でありオンナであったあなたが「子どもの母親」になってしまいます。妻を抱かなくなった夫からは「妻のことを家族の一員、子どものお母さんとしか見られない」と聞きます。
妻を性的な対象としてみることができなくなっている夫もいるのです。
子どもが一番!でなく、夫が家にいる時間だけでも「夫が一番」と考えてみましょう。お互いの呼び方も、パパママでなく名前で呼び合うなど、男と女であることを意識することも大切です。
仕事でのストレス
仕事での悩みやストレスがあっても、男性はなかなか人に相談できない人が多く、ストレスがたまりすぎることで性欲の減退にも繋がります。
日ごろから夫に興味を持っていると、仕事の悩みやストレスが大きくなったことに気づくことができると思います。愚痴を聞いてあげるだけでも、夫の気持ちが楽になるかもしれません。
「仕事で何かあったの?」と聞いてあげるだけでも、夫にとっては妻が自分に関心を持ってくれていて嬉しいのではないでしょうか。
もともと性欲があまりない
結婚した頃からあまり求めてこなかった場合など、夫はもともと性欲が強くないということも考えられます。
同性が好きな場合など、何か他のことに興味があるという可能性もあるかもしれません。
性欲がない夫は、妻が求めて来なければ妻もそれでいいと思っていると勘違いしている場合もあります。夫と話し合うことができるのでしたら、夫の気持ちを聞いてみることが必要ですね。
「時々でいいので、私は抱いてほしいと思っている」などと伝えてみましょう。
他に女性がいる
浮気をしていると、気持ちがその女性に行ってしまうので、妻に興味がなくなります。
中には浮気がバレないように、今までより多く妻を抱くという男性もいますが、たいていの場合家ではセックスレスになっていきます。
風俗の方が気楽なので、風俗で済ませているというケースもあります。浮気をしていても、風俗に通っていても、素直に認める夫は滅多にいません。
妻とのセックスに何か不満がある場合もありますので、夫との話し合いが必要です。
拒否されたことがある
妻にセックスを拒否されることが続いたりすると、夫の自尊心が傷つきだんだん誘うことができなくなり、妻が夫から抱いてもらえなくなる原因になります。
お互いのタイミングが合わないこともありますが、断わるときには相手を傷つけない断わり方を心がけましょう。
拒否しなくても、いやいや応じていたりする場合にも夫が傷ついている場合があります。夫の自尊心を傷つけてしまったら、夫はずっとその恨みや悲しみを引きずっています。少しずつ夫の自尊心を満たしていけるように、かわいく甘えたり夫を褒めたり頼ったりしていくところから始めてみましょう。
妻がオンナを捨てている
以前より太ってしまったり、おしゃれも化粧もせず、家の中でダラダラしている妻に夫は女を感じることができません。
家事や子育てで忙しいのはわかりますが、妻が女を捨てた恥じらいのない女性では、夫が抱いてくれないのも当然ですね。
太ってしまった場合はダイエットに励むとか、たまには化粧して女らしい服を着てみるなど自分磨きをすることで、生き生きしたステキな妻になり、夫に惚れ直してもらいましょう。
加齢によって
夫の加齢による性欲減退も考えられます。
心因性や薬剤性や器質性のED(勃起不全)が原因で勃起できないことを妻にも言えずにいる夫もいます。
夫に優しく寄り添う姿勢で、話を聞いてあげられるといいですね。
妻から優しく体調などを心配してもらうことで、夫が悩んでいることを打ち明けてくれるかもしれません。
必要に応じて治療したり、年齢に応じてセックスの内容も変えていくという提案もできるでしょう。
人格を否定された
以前妻と喧嘩した時に、妻が夫に言った言葉で人格を否定され、それから自信喪失し妻とセックスできなくなったという例もあります。
一度言ってしまった言葉は、取り消すことができませんので難しいケースです。夫と話し合うことで、誤解が解けることもありますし、謝ってやり直すチャンスもできます。
いかがですか。
夫が抱いてくれない理由には、妻にも原因があるということがわかりますね。
中には、妻とは離婚しようと考えていて妻を抱かないという夫もいます。
夫が抱いてくれないということの裏側には、夫婦の大きな問題が隠されているかもしれません。
早いうちに、夫と話し合って解決していくことが大切ですね。
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