今日はモラハラ夫と離婚する方法をお伝えします。
モラハラ夫が「自分がモラハラしてる」とは、絶対に認めることはありません。
普段から夫に「お前がバカだから教えてやってるんだ」「誰のおかげで生活できてるんだ」「なんでこんなことができないんだ」などと言われ続けている間に、妻は自信を失い正しい判断もできなくなってしまいます。
まず、モラハラ夫の特徴を簡単に挙げてみましょう。
- 外面がいい
- 突然豹変する
- 束縛する
- 責任転嫁する
- 平気で嘘をつく
- 無視する
- 妻を見下す
- 突然怒る
- 思いやりがない
- 男尊女卑の考え
- 嫉妬深い
- 世間体や他人の目を気にする
- 他人に厳しく自分に甘い
- 悪口や嫌味や舌打ちをする
- 自己中心的
- 暴言を吐く
- 優しいときもある
- 暴力はふるわない
などです。多くあてはまる場合は要注意ですね。
モラハラとは、暴言や態度などで相手を支配したりコントロールしたりする精神的暴力のことで「モラルハラスメント」の略です。
テレビや雑誌でも取り上げられることも増えてきたので、モラハラを受けてきた妻たちが、夫がモラハラで自分がいくら頑張っても我慢しても直ることがないと気づき、離婚を考えるケースが増えてきました。
モラハラ夫と離婚できる方法はあるのでしょうか。
一般的に夫婦が離婚する方法は、協議離婚、調停離婚、裁判離婚がありますが、9割が夫婦の話し合いでの協議離婚です。
モラハラ夫はもともと自分は正しいと思っているので、話し合いができず二人で話し合って離婚のことを決める「協議離婚」するのは難しいケースが多いのです。
間に第三者に入ってもらって話を進めてもらう方法も考えられますが、夫が自分をモラハラだと認める訳はなく、いざ夫婦だけになった時にいつものモラハラ状態になって精神的な虐待が繰り返されます。
モラハラ夫との離婚は、なかなか夫婦での話し合いが進まないし、離婚の話を切り出すと夫がキレて更にモラハラ行為がエスカレートする恐れもあるのです。
モラハラ夫と一緒にいることが苦痛な場合には、とりあえず別居することもおすすめしています。
ただ夫がモラハラのケースでは、夫が家計を握っていて妻が自由にできないケースが多く、妻が別居を決意するのにお金の準備ができない場合が多く見受けられます。
その場合でも、夫には妻にも同等の生活を送らせる義務があるので、夫に生活費の支払い(婚姻費用の分担調停)を求めることも可能です。
モラハラ夫との間で「協議離婚」の話が進められない時には、家庭裁判所に「調停離婚」を申し込むことになります。
DVのように殴られたり蹴られたりされないので、モラハラの場合にはモラハラの証拠を集めることがなかなか難しい場合が多く、証拠集めには工夫も必要です。
- 証拠になるものの例としては
- 妻に対する夫からの暴言を録音したもの
- 物にあたっている時の夫の様子を録画したもの
- 無視されたりモラハラを受けたりした様子を日記やメモに残したもの
- 夫からの妻を侮辱したり見下しているような内容のメールやLINEなど
- 夫に改善などをお願いした手紙やメール
- 女性センターや警察に相談に行った履歴
- モラハラが原因で精神科を受診した際の診断書
などです。
「うちの夫はモラハラ夫かも?!」と普段から我慢してたり苦痛に感じていたりする場合は、証拠を集め始めるといいでしょう。
ボイスレコーダーでこっそり暴言を録音する、日記を書くなどは有効な証拠になり得ますので頑張ってください。
証拠を集めている時期には、離婚を考えているということを夫に気づかれないようにしましょう。
モラハラ夫にとって妻から離婚を言われるほど屈辱的なことはないのです。
調停離婚を申し立てたとしても、モラハラ夫は自分は全く悪くないと思っているし、慰謝料の支払いなど応じる気持ちも全くないので、調停の呼び出しにも応じない場合が多いのが現状です。
離婚調停が長期化する可能性もあるので覚悟しておきましょう。
調停離婚が成立しない場合に、離婚裁判を申し立てることになります。
モラハラ夫は外面がよく、妻以外の人にはあたりも柔らかく、同情を誘うのも上手いので、なかなか他の人にモラハラ夫だとわかってもらうことが難しくなります。
普段から夫のモラハラの証拠を集めておくことの重要性がわかりますね。
多くの慰謝料を請求しようと考えている場合は、モラハラ問題に強い弁護士に依頼することもお勧めします。
夫がモラハラな場合には、妻はお金が自由にならずに、別居も離婚もあきらめて我慢しているケースが多いのですが、各都道府県にある「女性センター」に相談することができます。
うちの夫ってモラハラなんじゃないだろうか、これってモラハラ?って疑問に思った時も、一度相談してみることをおすすめします。
モラハラ問題が得意な弁護士に依頼することもおすすめですが、正式に依頼するとなるとまとまったお金がかかります。
最初の相談料は無料の弁護士も多いので、話を聞いてみることもいいでしょう。
弁護士を依頼したくても費用に不安がある場合は、「法テラス」というところがあります。
法テラスでは弁護士費用立替制度があるので、お近くの法テラスに相談することも一案です。
モラハラ夫の妻は、長い間に夫から「何もできないダメな妻だと言われ続けているので自信喪失しています。
自分で離婚に立ち向かう気力もないケースが多いのです。
夫がモラハラ夫かもしれない、別居や離婚をした方がいいのかなと迷ったら、まず私に相談してくださいね。
リカプルでは夫婦問題・離婚問題に関するカウンセリングを行っております。カウンセリングを受けるまでの流れや内容に関するお問い合わせは下記からどうぞ。