「マザコン」とは”マザーコンプレックス”の略で、母親に対して子どもが強い愛着・執着を持つ状態、母親に強い愛着・執着を持つ子のことを指し、正確な心理学用語ではなく和製英語の俗語です。(Wikipediaより)
夫が、いい歳してマザコンだと思うと気持ち悪いですよね。
夫は”親離れ”できていないし、姑は”子離れ”できていないという状況なのですね。
結婚して、子どももいるのにこんな状況だと困ってしまいます。
マザコン夫の気持ち悪いと感じる特徴としては次のようなものがあります。
①母親と比べる
「母さんの料理が一番おいしい」「母さんだったらこうすると思うよ」「母さんの料理と味が違う、教わるといいよ」などと、頻繁に母親の話題が出て来たり、何につけても母親と比較してくるところが男として気持ち悪い。
②妻子よりも母親が優先
「妻と母親の間に入って母親の肩を持つ」「妻よりも母親をかばう」「母親の前でイイカッコをする」「妻子よりも母親の方が優先順位が上」「実家に自分だけで行く」など妻よりも子どもよりも母親を大事にするところが気持ち悪い。
③自分で決められず母親に相談する
「妻の意見よりも母親の意見を信じる」「”母親の言うことは絶対”で反抗しない」「夫婦間のことでも母親に相談する」「何でも母親の意見を仰ぐ」など、一家の大黒柱なのに自分で決断できずに何かと母親に相談することが気持ち悪い。
④母親と距離感が近い
「母親とLINEや電話などで密に連絡を取り合っている」「何かあるとすぐに実家に行く」「母親が頻繁に訪ねて来る」など、常に母親とのつながりを求めていて、母親との距離感が近すぎて気持ち悪い。
⑤出かける時に母親も誘う
「家族で出かける時にも母親を誘う」「休日は母親と買い物に出かける」「家族旅行にも母親がついてくる」など、出かける時にはいつも母親も一緒で気持ち悪い。
他にも「母親に合鍵を渡している」「自分は何もできないくせに妻に母親のような完璧を求める」「母親のことを”ママ”と呼ぶ」「母親が買った服や肌着を着ている」「今でも小遣いをもらっていて経済的にも母親を頼っている」などの夫を、妻たちは”気持ち悪い”と感じているようです。
更に、次のような特徴も「マザコン夫」である場合が多く、”結婚前から何となく感じていた”という妻からの声もあります。
- 結婚前は”家族思いで優しい男性”だと思った
- 女性の胸に執着が強く”おっぱい星人”である
- 仕事に精力を注げず、生活力に乏しい
- 自己中心的でわがままなので、人間関係が上手く築けない
- やたらにプライドが高い
- 魚の骨を取ったり、フルーツの皮むきなどが自分でできない
結婚前にこのようなことを感じた場合は、ある程度のマザコンを覚悟しておいた方がいいかもしれませんね。
「結婚前にわかっていたら結婚しなかった」と後悔している女性もいるのですが、たいがいの場合は結婚してから夫が”マザコン”だったと気がつくものです。
では、夫がマザコンで気持ち悪いと思っている妻は、どのように対応していけばいいのでしょうか。
- 母親に対して冷たく当たる人よりも、”優しくていい人”なのだと割り切って、できるだけ目をつぶることにする。
- 「お義母さんは何でもできる素晴らしい女性だけど、私はお義母さんと比べられることが辛い」「お義母さんと私は違うということをわかってほしい」などと夫にはっきり伝えて、わかってもらう努力をする。
- お義母さんとコミュニケーションを深めて自分も仲良くなり、可愛がられる嫁になる。お義母さんに実の母のように接してみる。
- お義母さんの愚痴を夫に言わない、夫の愚痴をお義母さんに言わない。
- 夫に「夫婦2人だけの時間をできるだけ多く作りたい」ことをお願いとして提案する。
- 最悪の場合には、少しでも義母と夫との関わりを減らすために、何か理由をつけて義母と離れたところに住まいを替える。
いかがですか。
夫のマザコンが気持ち悪く、いろいろ対処してみても我慢できない場合には、別居や離婚を考えることもあるかと思います。
夫のマザコンで、自身が深く傷ついたり悲しい思いをすることもあるでしょう。
しかし、夫がマザコンだというだけでは、離婚してもしなくても、夫に慰謝料を請求することは難しいようです。
もし、夫や義母からの暴力や、夫の不倫があった場合などは、有効な証拠の音声や写真や記録などがあれば、調停に慰謝料請求や離婚を申し立てることは可能です。
この場合の証拠としては、傷を負った場合の傷の写真や診断書、精神的に病んで病院にかかった際の診断書なども含まれます。
いきなり離婚や別居を言うのではなく、夫に「自身の辛い気持ち」と「変わらなければ離婚もあり得る」と伝えることで、夫も慌てて態度を見直したり変えたりしてくれるかもしれません。
「夫がマザコンで気持ち悪い」と考えるか、「みんなで仲良くしちゃえ」と考えるか、あなたの気持ちの持ちようで状況も違って見えることもあるでしょう。
みんなが仲良く楽しく暮らしていけるといいですね。