夫婦喧嘩などで、夫が嫌なことをしたのに謝ってくれなくて、イライラしたり悲しくなったことがありませんか。
どう考えても夫が謝るようなことが原因で喧嘩になったのに、謝る様子もなく黙り込んでしまったりで、納得いかなかったこともあるのではないでしょうか。
夫自身も「悪かったな…」と思っているのではないかと考えられるのに、なぜ夫は言葉に出して「ごめんね」とひとこと言えないのでしょうか。
男性が謝らない心理を考えてみましょう。
- 男としてのプライドがあり、妻より優位にいたいと言う気持ちで、謝らない
- 謝ったら、さらにいろいろ妻は正しいことを言って攻め立ててくるので謝りたくない
- 自分の非や負けを認めたくない、妻に弱みを握られるのが嫌
- 自分には非がないし悪くないと思っている
- “家族の間では言葉で謝らなくてもいい”という環境で育った
- 自分が正しくて勝ち誇ったようにしている妻が可愛くない、少しは控えめに居てもらいたい
- 妻の方が謝るべきだと思う
- 男たるもの下手(したて)に出るのが格好悪いし、妻に弱みを握られたくない
このような心理で、夫は嫌なことをしたのに謝ってくれないのですね。
では、夫に気持ちよく謝ってもらうにはどうしたらいいのか7つの対策を提案します。
①自分が先に謝ってみる
夫が悪いと思っても先にあなたから「私も悪かったわ、ごめんなさい」と謝ることで、夫も「ごめん」の一言が言いやすくなると思います。
その後で「これをからは、こうして欲しい」などと冷静に話して伝えることで、夫も受け入れやすくなるでしょう。
②言い方を変えてみる
妻から「謝ってよ」「どう考えてもあなたが悪いよ」などとしつこく感情的に言われることで、夫は面倒になり聞く耳を持てなくなってしまいます。
冗談ぽく笑いながら伝えてみるなど、キツくない言い方をしてみたり、言わせたい言葉に執着し過ぎないことで、夫もさり気なく謝る気持ちになるかもしれません。
③できるだけ論理的に会話する
女性はどうしても話が逸れたり、話のついでに過去の嫌だったことをほじくり返したりしがちです。
男性はとりとめのない会話が苦手です。時系列に注意して、できるだけ論理的に話しましょう。過去の嫌だったことを持ち出して話すことはおすすめできません。
④冷静に落ち着いて話す
喧嘩の時は、悲しい・寂しい・不安・傷ついた・怖いなどの気持ちになり、つい感情的になってしまいますね。「とても悲しかったから、あなたに謝って欲しかったの」など、できるだけ冷静になり、まくしたてることなく落ち着いて本音を優しく伝えてみましょう。
⑤まず、夫を肯定する
「そうかもね」「あなたはそう思うのね」などという言葉で、夫を一度肯定することで夫のプライドを立てることができます。
謝ってほしいことを伝える時も、「子どもの前でサラッと”ゴメン”なんて言っちゃったら、素敵だと思うわ」などと、できるだけポジティブな表現で伝えることで、夫も受け入れやすくなるでしょう。
⑥理由を加えて優しくお願いする
「あなたと私の大切な家庭だから、子どものためにも挨拶や言葉を大切にしていきたいと思っているの」「私も気をつけるからあなたも協力してくれると嬉しい」などと優しい言葉で協力を仰いでみましょう。
⑦時が過ぎるのを待つ
男性の思考が停止している時には、何を言っても受け入れてもらえないことがあります。
黙ってやり過ごし、夫から何か言ってくるのを待つのも一案です。考えると腹がたつので、できるだけ固執しないようにして、自分の好きなことに目を向けましょう。
いかがですか。
夫婦で喧嘩や言い合いになった時の、謝り方や仲直りの仕方をあらかじめ決めておくこともいいと思います。
日頃から夫婦の関係性がうまくいっていれば、夫の気持ちも優しくなり、こちらが何も言わなくても夫から謝ってくることも考えられます。
自分が夫をないがしろにしていないか、子ども優先の生活になっていないかなどを今一度見直してみましょう。
夫婦の間で白黒つけることや、勝ち負けを決める事は必要でしょうか?
夫婦や家族がみんなで幸せになっていくことが大切なのではないでしょうか。
どちらが先に謝るとか、どちらの方が悪いとか、決めないと先に進めないのかを、もう一度夫婦で考えてみることもおすすめします。