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離婚話は、夫婦だけのことでは済まされません。

夫婦に子どもがいれば、子供にも大きな影響が及びます。

また、自分の親や相手の親、親戚や友達にも関係してくる大きな決断です。特に、嫁の立場で考えると相手の親(舅・姑)のことについては、悩みも多くなりますね。

離婚に関して、相手の親とのことでの悩みには、どんなものがあるのでしょうか。離婚時のことから、離婚後のことまでいくつか考えられますので、ひとつずつ見ていきましょう。

①離婚の原因が、相手の親にある場合

義父母との同居や嫁姑問題などでが原因で、夫婦が離婚に至るケースもあります。

相手の親はもともとは他人であり、妻とのあいだに夫がうまく入ってくれるといいのですが、夫も親のかたを持ったりしてなかなかうまくはいかないようです。

義父母から嫁の家事のやり方や、孫の育て方や教育方針、嫁の親のことにまで口出しされる場合もあり、それらのことが原因で夫婦喧嘩になったりもします。

夫も、自分の親の文句や悪口は聞きたくないし受け入れられなくて、妻と喧嘩になってしまうのです。そして妻は、自分をかばってくれない夫に対して、信頼できなくなり離婚を考えるようになります。

離婚を決める前に、離婚以外の解決策はないのか、もう一度考えてみましょう。

相手の親と同居の場合は、まず舅姑に理解してもらえるように自分の気持ちを相談してみて、難しそうなら別居できないかも考えてみましょう。

舅姑と妻との間に、夫に入ってもらい、あなたが直接相手の両親と対決しなくて済むようにしてもらえると、あなたの負担も軽くなりますね。

②離婚の話に、相手の親が入ってくる場合

自分の息子が離婚すると聞いたら、親としてはとても穏やかではいられませんね。

世間体も良くないですし、孫がいる場合などは特に、孫と自由に会えなくなる可能性も出てくるのですから、義父母は離婚に反対していろいろ口出ししてくるでしょう。

離婚の理由が何であれ、夫婦のどちらかに離婚原因があるにしても、相手の親のいうことに従わなければならないということはありません。相手の親に理解してもらえないときは、夫から「夫婦の離婚は、夫婦の問題なので、口を挟まないでほしい」と伝えてもらいましょう。

③離婚を考える時、相手の親に相談するべきか

離婚を決める時に、自分の親には相談する人が多いように思います。

自分の親は、たいていの場合自分の味方だからです。離婚することを相手の親に相談することで、相手の親があなたの味方をするケースは少ないと思います。

親は誰でも自分の子供が可愛いですし、義父母も息子や孫を守りたいと思っているはずです。

離婚は、世間的にもまだまだマイナスのイメージですので、何としても離婚は避けたいと願うことでしょう。離婚の原因が夫の浮気だった場合などは、相手の親にも原因を知っておいてほしいので、相談するという考え方もあります。

離婚を考えるときに、相手の親に相談するかしないかは、離婚原因や相手の親の性格や考え方、その他の状況によって決めるといいでしょう。

④離婚の際に、相手の親に挨拶に行くべきか

夫婦が離婚することになったときに、相手の親に離婚の挨拶に行った方がいいのか、迷うところですね。

挨拶に行ったら行ったで、イヤミや悪口を言われたりするでしょうし、行かなかったら「挨拶にも来なかった」と文句を言われるでしょう。

相手の親の性格などにもよりますが、離婚が決まったら早めに挨拶に行くに越したことはないでしょう。相手の親が遠方だったり、どうしても顔を合わせたくない場合は、電話での報告でもいいかと思います。

挨拶に行くべきか、行かないで済ませてしまうか、どちらが正解ということはないので、夫婦の置かれた状況でよく考えて決めるのがいいでしょう。

⑤離婚の後の、相手の親との付き合い方

離婚した後の、相手の親との付き合い方は、こうするべきと決められるものではありませんね。

離婚の事情や、相手の親との距離などの状況によっても変わってくるのではないでしょうか。子どもがいる場合、相手の親にとって可愛い孫であることに変わりはないのです。

義父母が嫁であるあなたを憎んだり恨んだりしている場合は、孫にも一切会いたくないということもあるかもしれませんが、この先ずっと孫と会えないとしたら、義父母も納得できないですね。

将来の子どもの結婚式や、義父母に万一のことがあった場合の葬式の参列など、難しい問題が多いのですが、義父母との関係性は年月の経過とともに変わっていくと思います。「こうするべき」という決まりがある訳ではないのです。

夫や妻の再婚も考えられますし、今から決めておくというより、その時々で考えるということでもいいのではないでしょうか。

離婚に際しての、相手の親とのかかわり方について、いくつか考えてみました。

いつの時代も、嫁姑問題や嫁舅問題は悩みの種ですね。生活していくことのほとんどが、人間関係にかかわっています。相手の親とも、自分の親とも、ましてや自分の夫や子どもとの関係さえもうまく築けないことも多いですね。

相手のことを思いやるということに気を配るだけでも、状況は少し変わってくると思います。

離婚後も、相手の親とうまく付き合っていけるといいですね。

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