夫の体臭対策に悩んでいる奥さま、けっこう多いのではないでしょうか。
夫の体臭を奥さまが気になっているということは、夫の職場や通勤の電車などで周りの方も気になっているかもしれないと、不安になりますね。
臭いは、時間とともに慣れてくるということもあり、同じ家で生活しているとだんだん気にならなくなってくることも考えられます。
夫の体臭が気になったときに、早めに対策を試せるといいですね。
一般的に、「肉や魚が中心の食事」「野菜や果物をあまりとらない」「たくさんお酒を飲む」「満腹になるまで食べる」「生活が不規則」「睡眠不足や過労気味」「タバコを吸う」「便秘気味」などの男性は、加齢臭がキツくなるのだそうですが、思い当たる項目がありますか?
加齢臭をはじめとする”気になる体臭”には次のような種類があります。
- 汗臭…脇を中心に酸っぱい匂い(10代~30代)
- ミドル脂臭…後頭部や頭頂部・うなじを中心に使い古した油のような匂い(30代~50代)
- 加齢臭…胸や背中などの体幹を中心に枯れ草・古本・チーズのような匂い(50代から本格化)
- メタボ臭…肥満と関係あり、加齢臭の一種
- 疲労臭…疲れやストレスが溜まってアンモニア臭を放つ、ミドル脂臭の一種
これらの他にも、足が臭い、たばこ臭い、酒臭いなどの”気になるニオイ”もあり、一緒に暮らす妻としては多いに気になるところです。
次に、このような”気になる夫の体臭”を撃退したり、軽減させる方法や対策を5つ挙げてみましょう。
①お風呂での対策
「夫の枕カバーがとても臭い」という話をよく聞きます。頭皮や身体のケアも大切です。加齢臭用のシャンプーやボディーソープ等もありますので、耳の後ろや首の後ろ等も念入りに洗ってもらいましょう。また、身体はボディーソープより薬用石鹸の方が臭いが取れるようですよ。湯舟に浸かって汗をかくことも効果的です。
②口臭対策も大切
口臭対策用の歯磨き粉もあります。マウスウォッシュ(洗口液)で口臭予防だけでなく歯周病予防もできますね。また、口腔トラブルがある場合も考えられますので、歯医者で検査してもらうことも大切です。
③食事に気をつける
食生活も体臭に関係があります。食べ過ぎもよくないのですが、肉中心の食事でなく、野菜や果物・ナッツ類等に含まれるビタミンCやビタミンEを摂ることで体臭に効果が期待できます。
また、レバー(鉄分)、生姜(マンガン)、煮干や牡蠣(亜鉛)などの摂取も効果的です。そして、メカブは特に消臭に効果があるのだそうです。カテキンを含む緑茶には抗菌作用もあり、ニオイ対策におすすめです。
④消臭対策をする
夫の衣類からの臭いも気になりますね。洗濯の洗剤や消臭ビーズなどにも「加齢臭対策」のものが出ています、積極的に取り入れましょう。
夫の下着や靴下も、消臭機能のあるものにしましょう。インナーは綿素材より機能性スポーツウェア素材の方が汗をかいても臭いにくいようです。
汗のニオイに対しては、制汗剤を使う、汗をかいたらこまめに濡れたタオルで拭う、足が臭い場合も靴に消臭スプレーを使うことなどが効果的です。
⑤ストレスのない生活を心がける
ストレスが溜まることで体内に活性酸素が発生し、過酸化脂質が増え、加齢臭の原因にもなります。
ストレス解消のためにも、スポーツやサウナなどでいい汗をかいて汗腺のトレーニングをすると良いでしょう。ストレスも解消されていい汗をかき一石二鳥ですね。
いかがですか。
夫の体臭対策として5つの方法を挙げてみましたが、消臭に効果がある「ミョウバン水」の情報も加えてお伝えしておきます。
臭いの元となる細菌はアルカリ性を好みますが、ミョウバンは水に溶けると酸性になり、細菌の繁殖を抑える効果や殺菌作用もあるのだそうです。
薬局でも手軽に安価で買える”ミョウバン”を水で溶いて作った「ミョウバン水」を、お風呂に入れたり、スプレー容器に入れて使ってみましょう。
身体だけでなく、部屋の消臭などにも効果が期待できるということなので、気になった方はぜひ調べて試してみてくださいね。
最後に、夫本人が自身のニオイを気にし過ぎて、周りの人に対して「スメルハラスメント」になっているのではないかと不安になっているというケースもあります。
周りは臭ってもいないし、気になってもいないのに、本人はひどく悩み、積極性がなくなり、人間関係がうまく築けなくなり、仕事にも悪影響を及ぼしている場合もあります。
このような場合、心の病気の可能性もありますので、一度専門医に相談することをおすすめします。
夫自身が体臭に気づいて「何とかしなければ」と考えてくれれば、いろいろ試すことができますが、本人が気づかずに無頓着な場合や、本人が体臭を認めない場合には、夫を傷つけないように工夫しながら試してみてくださいね。