「夫との子どもは欲しくない」と考えている妻がいます。
子どもが欲しくないのではなくて、夫との子どもが欲しくないと言います。
夫以外の男性との子どもなら考えられるという女性もいるんです。
じゃあ何でそんな男性と結婚したの?って不思議に思う人も多いのではないでしょうか。
ネットで調べていると、「夫との子どもが欲しくない」と夫には言えず、妊娠しないように、夫に内緒で避妊リングを入れていたり、ピル(経口避妊薬)を飲み続けている女性もいるようです。
そこまでしても、夫の子どもが欲しくないのですね。
単純に「子どもが欲しくない」という女性の、欲しくない理由としては次のようなことが挙げられます。
- 子どもが好きじゃないし、可愛いと思えない
- 仕事を休んだり辞めたりしたくない
- 自分のためだけに時間を自由に使いたい
- 産や子育てをする自信がない
- 自分が高齢になってきているのでいろいろと不安
これらの不安や理由、ちょっとだけ理解できる気がします。
ただ、子どもを産んで育てた経験のある私にとっては、「要らぬ心配」な気もしますけどね。
自分のお腹から産まれてきて、自分の血を分けた子どもは、きっと可愛いし愛おしいと思うのではないでしょうか。
産まれてきたら、可愛くて、この子のために自分の時間を割くことが嬉しいとさえ考えられるようになっている女性も多いものです。
女性が「夫の子どもが欲しくない」と思うようになった理由を考えてみます。
- 夫の容姿・性格や価値観・考え方が好きでないので、夫の遺伝子を継ぐ人間が生まれることに拒否反応がある
- 夫がDVやモラハラ、借金癖、アルコールなどの依存症、家庭をかえりみないなどで、夫との将来を考えられず、離婚になるなら子どもはいない方がいいと思う
- 夫とのセックスが合わなかったり嫌だったりするので、夫との子どもは無理と思う
- 姑や舅が、夫の兄弟姉妹に産まれた孫に対する過保護で何でも口出ししてくる態度を見ていると、自分の子供にも同じようにされるのかと思いゾッとする
既婚の女性が「夫との子どもは欲しくない」と思う理由としては、このようなものがあるのですね。
一方、夫である男性はどのように考えているのでしょうか。
婚活業界では、多くの男性が「結婚して子どもが欲しい」と考えて婚活しているため、出産できる年齢を考慮して「35歳位までの女性」を希望条件に入れています。
男性にとって、多くの場合「結婚」には子どもを期待するものなのですね。
ある意味、女性よりも「〇〇家の跡継ぎ問題」や「家業の後継者」などの問題に囚われている場合があるかもしれませんね。
多くの男性は、結婚したら、妻が妊娠して出産して子どもが生まれることが、当たり前のように考えているのではないでしょうか。
夫や妻に何らかの原因があって妊娠しにくいという場合もありますが、そのようなケースでも夫婦には「不妊治療」に取り組むという選択肢があります。
夫は、まさか、妻が内緒で避妊リングを入れていたり、ピルを飲んでいるなんて思ってもいないでしょう。
結婚は「離婚」という方法でやり直すことができますが、出産はやり直しができません。
産んでから「育てられない」「可愛くない」などと思っても、簡単に子どもを手放すことができるわけではありませんね。
ですから、女性が妊娠や出産に対して慎重になるということは、納得できます。
「夫の子どもが欲しくない」というのは、その人の一つの考え方ですので、他の人がとやかく言えるものでもありませんね。
もし、夫が子どもを切望しているのでしたら、あなたの「夫との子どもが欲しくない」という気持ちを、夫にやんわり伝えることも必要かと思います。
妻のことをとても大事に思ってくれていて、「妻の気持ちを最優先に考える」という男性もいらっしゃいますので、伝えてみたら理解してくれる可能性もあります。
しかし、夫の気持ちが「どうしても子どもが欲しい」というものなら、何とか夫婦で解決策を見つけなければなりませんね。
考えられる対策や方法は、次の3つです。
①夫婦が離婚して、夫には他の女性とやり直して子どもを作ってもらう。
②夫や両親に子どもを諦めてもらい、夫婦2人で生きていく覚悟を決める。
③夫に気持ちを話し、さまざまな協力を仰ぎ、自分の気持ちを変えるようにして、子どもを作る努力をしてみる
いかがですか?
あなたが「夫の子どもが欲しくない」と思って悩んでいるのでしたら、自分一人で結論を出さず、夫に正直な気持ちを打ち明けて、じっくり話し合うということをおすすめします。
きっと夫もわかってくれて、一緒に考えてくれるのではないでしょうか。
うまく話し合えなかったり、伝えられなかったり、困った時には私に相談してくださいね!