会社員の夫が、突然会社を辞めて独立したいと言い出したら…
「えーっ、会社辞めちゃうの?」
「独立って、一体何の仕事をするの?」
「いきなり収入がなくなるのは不安すぎる」
「今より収入が増えるの?」
「うまくいくのかなあ?収入が減ると困るなぁ」
「いいんじゃない、応援するから頑張って」
など、妻として様々な気持ちが巡ってくるのではないでしょうか。
実際に、夫から「会社を辞めて独立したい」と言われたら、どうすればいいのか考えてみましょう。
《落ち着いて話を聞く》
サラリーマンの夫が、急に「会社を辞めて独立したい」なんて言い出したら、驚いていろいろ不安が巡って、夫を責めるように質問攻撃してしまいそうになりますね。
しかし、まずは落ち着いて、夫の話をじっくり聞くことが大切です。
夫が悩み考え抜いた末に出した答えかもしれません。
《今の仕事が不満なのか?》
もしかしたら、今の会社の仕事や同僚との関係が上手くいっていないのかもしれません。
仕事を頑張っても、認めてもらえなかったり、給料や待遇に何か不満があるのかもしれません。
仕事の内容が合っていないと感じているのではないでしょうか。
今の仕事に何か不満があるのか夫に聞いてみて、まず、その不満を「会社を辞めて独立する」以外の方法で解決できないか、一緒に考えてみるのもいいかもしれませんね。
今の仕事からの「逃げ」で独立を考えているのでしたら、賛成しかねると伝えることも考えましょう。
《あなたは何が不安なの?》
夫が会社を辞めて独立したら、妻であるあなたはどのようなことが心配や不安なのでしょうか。
「生活費などのお金のこと?」「夫の身体や健康のこと?」「子どもの教育資金や夫婦の老後の資金のこと?」「独立しても上手くいかないんじゃないか」など、自分でじっくり考えてみましょう。
《不安じゃなくなるためには?》
夫が会社を辞めて独立したとしたら、「どのようなことが、どのように心配なのか、不安なのか」「どうだったら不安じゃないのか」を夫にわかりやすく伝えることが必要です。
不安じゃなくなるためには、どのようなことを解決できればいいのかを伝えましょう。
《今のまま副業から始めてみる提案》
毎月決まったお給料がもらえている今の仕事をいきなり辞めなくても、しばらくの間、副業として独立の準備ができるのであれば、それを提案するのも一案です。
会社を辞めるまでに、独立に必要な資格取得の準備や、起業が軌道に乗るまでの期間を設けることができるのでしたら、妻としても少しホッとするのではないでしょうか。
《気持ちよく応援してみる》
夫が会社を辞めて独立するとしても、あなたの不安が払拭されたら、気持ちよく賛成して後押しや応援してあげられるようになりますね。
《妻も稼いで経済の不安を減らす》
夫の起業が必ず上手くいくという保証はありません。
自営業の場合は特に、いきなり収入の安定が見込める訳でもなく、家庭の経済的な不安は続きます。
妻が専業主婦の場合は特に、妻も働いて最低限の収入を確保しておくことで不安が軽減するのではないでしょうか。
できればパートでなく、常勤の仕事に就けるといいですね。
今ある貯金を、夫は独立の資金として考えているかもしれません。
金銭的な計画も、合わせて夫の意向を確認しておくことも大切です。
《会社員のうちにできることをやっておく》
会社員の間は、有給休暇もありますし、健康保険や厚生年金などにも守られています。
独立したら、ゆっくり休むことや、具合が悪くてもなかなか病院にかかることもままならないかもしれません。
身体のことで気になる所がある場合は、病院にかかることも会社員のうちに済ませておきましょう。
保険の加入や、クレジットカードの加入などの手続きも会社員のうちに済ませておくといいでしょう。
いかがですか。
近年は、終身雇用も望めなくなっていますし、副業を推進する会社もあるような状況です。
大きな企業でも「終身雇用は、もう限界」と発言していますね。
上場企業に勤めているからといっても、リストラや会社の倒産の可能性だって否めません。
「会社員は安定している・昇給する・ボーナスがある・クビにならない」という状況が当たり前ではなくなっているのですね。
夫が会社を辞めて独立したいという背景には、このような状況もあるのかもしれませんね。
頭ごなしに反対するのではなく、条件をつけたり、工夫することで、夫のチャレンジの気持ちを気持ちよく後押しできるステキな妻になれるかもしれませんね。
ただし、あなたが本当に納得できないのに、夫に流されてOKしてしまうことはお勧めしません。
そして、夫が「妻に反対されたから諦める」という程度の決心だったなら、仕事を辞めて独立するのはやめておいた方がいいかもしれませんね。