ダブル不倫とは、不倫関係にある2人がともに既婚者であり両者ともに不倫をしている状態、不倫相手にも配偶者がいる状態を指します(実用日本語表現辞典)
これに対して、どちらか一方に家庭があり、もう一方は独身であるケースをシングル不倫と呼んだりします。
シングル不倫の場合、独身である方が不倫相手に夢中になり、結婚を迫ったり、もっとたくさん逢いたいと思ったりしたときに、既婚者の方が困惑したりすることがあります。
不倫している一方のそんな気持ちが大きくなると、相手の配偶者に不倫をバラすと脅されたり、離婚してほしいと訴えられたり、面倒なことが予測されるのです。
ダブル不倫は、それぞれお互いに家庭があるということで、シングル不倫のように、結婚を迫られたりする恐れは少なくなります。
ダブル不倫にも、シングル不倫にも、いい面も悪い面もあるのです。
そもそも不倫すること自体が、よくないことなのですが、世間では不倫している人も、不倫したいと思っている人も多くいるのが現実です。
今日はダブル不倫について、いろいろ考えてみます。
まず、ダブル不倫の利点から見ていきましょう。
- マンネリになっている日常が刺激的になり、非日常のスリルを味わえる
- 互いに家庭を壊す気がないので、深みにはまらず楽しい恋愛だけを味わえる
- 家庭生活の不満を解消でき、現実逃避・ストレス解消ができる
- 一緒にいる時間が短く、相手や自分の嫌なところまで目につかなくて済む
- 結婚を求められる心配がほとんどない
- 円熟した大人同士の関係を築くことができる
- 比較的簡単に別れられる
- 夫から女として見られていない、妻から相手にされないというSEXの悩みを解決できる
いかがですか?
利点だけみると、「ステキな世界」だなって思いませんか?
それでダブル不倫にハマってしまっている人がいるのです。
そんなダブル不倫にも、悩みや不安がないわけではありません、むしろたくさんあるのです。
では、ダブル不倫の悩みや不安ってどんなことなのでしょう
- 関係は永遠ではなく、いつかは終わるということ
- 堂々と逢うことができず、常にコソコソ逢わなければならない
- 休日には逢えないなど、逢える時間に制限がある
- それぞれの家庭の都合が、最優先される
- 将来がない関係だとわかっているので、常に不安で辛い
- 自身の配偶者に対して、後ろめたさや罪悪感に苛まれる
- 相手の配偶者に対する嫉妬心や妬みの気持ちがある
不倫は、世間的にも法的にも、決して正しいことではないのですから、悩みや不安は当然なのでしょう。
また、ダブル不倫は、決してばれないようにすることが最低限のルールです。
もし、ダブル不倫がバレてしまったら、どんなことになるのか考えてみましょう。
それぞれの配偶者が激怒し、汚らわしいと言われ、信用も失う(一度失った信用は取り戻すことがとても難しいのです)
- 家庭内の居心地が、悪くなる
- 家族や周囲の人から、冷たい目で見られて、針のムシロ状態になる
- 自身や相手の配偶者から、慰謝料を請求されたり、謝罪文を書かされたりする
- 社内不倫の場合、異動になったり、最悪の場合には仕事を失うかもしれない
- 裁判沙汰になったり、不本意な離婚に至るケースも考えられる
- 多額の慰謝料をむしり取られ、子どもと別れ、養育費を払い続けたりする辛い生活が、待っているかもしれない
どうでしょう。
これらのリスクを冒してまで、続けたい関係なのでしょうか。
最後に、それでもダブル不倫を続ける方々に、ダブル不倫を続けるうえでの注意点をお伝えしておきます。
いずれは終わる関係なので、夢中にならないこと、疑似恋愛だと割り切ることが大切
ダブル不倫によって、結婚生活を破綻させる可能性があることを肝に銘じておくこと
配偶者だけでなく子どもにも知られたら、子どもの成長にもさまざまな悪影響が予測できるということ
決して絶対にバレてはいけないのですが、絶対に大丈夫ということはないということ
そのダブル不倫は、家庭を犠牲にしてまで、したい恋愛ですか?
どうしてもダブル不倫を楽しみたいのなら、お互いに辞め時をよくわきまえて、バレることがないように注意深く付き合ってくださいね。
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