ダブル不倫とは、不倫関係にある2人がともに既婚者であり両者ともに不倫をしている状態、不倫相手にも配偶者がいる状態を指します(実用日本語表現辞典)

これに対して、どちらか一方に家庭があり、もう一方は独身であるケースをシングル不倫と呼んだりします。

シングル不倫の場合、独身である方が不倫相手に夢中になり、結婚を迫ったり、もっとたくさん逢いたいと思ったりしたときに、既婚者の方が困惑したりすることがあります。

不倫している一方のそんな気持ちが大きくなると、相手の配偶者に不倫をバラすと脅されたり、離婚してほしいと訴えられたり、面倒なことが予測されるのです。

ダブル不倫は、それぞれお互いに家庭があるということで、シングル不倫のように、結婚を迫られたりする恐れは少なくなります。

ダブル不倫にも、シングル不倫にも、いい面も悪い面もあるのです。

そもそも不倫すること自体が、よくないことなのですが、世間では不倫している人も、不倫したいと思っている人も多くいるのが現実です。

今日はダブル不倫について、いろいろ考えてみます。

まず、ダブル不倫の利点から見ていきましょう。

  1. マンネリになっている日常が刺激的になり、非日常のスリルを味わえる
  2. 互いに家庭を壊す気がないので、深みにはまらず楽しい恋愛だけを味わえる
  3. 家庭生活の不満を解消でき、現実逃避・ストレス解消ができる
  4. 一緒にいる時間が短く、相手や自分の嫌なところまで目につかなくて済む
  5. 結婚を求められる心配がほとんどない
  6. 円熟した大人同士の関係を築くことができる
  7. 比較的簡単に別れられる
  8. 夫から女として見られていない、妻から相手にされないというSEXの悩みを解決できる

いかがですか?

利点だけみると、「ステキな世界」だなって思いませんか?

それでダブル不倫にハマってしまっている人がいるのです。

そんなダブル不倫にも、悩みや不安がないわけではありません、むしろたくさんあるのです。

では、ダブル不倫の悩みや不安ってどんなことなのでしょう

  1. 関係は永遠ではなく、いつかは終わるということ
  2. 堂々と逢うことができず、常にコソコソ逢わなければならない
  3. 休日には逢えないなど、逢える時間に制限がある
  4. それぞれの家庭の都合が、最優先される
  5. 将来がない関係だとわかっているので、常に不安で辛い
  6. 自身の配偶者に対して、後ろめたさや罪悪感に苛まれる
  7. 相手の配偶者に対する嫉妬心や妬みの気持ちがある

不倫は、世間的にも法的にも、決して正しいことではないのですから、悩みや不安は当然なのでしょう。

また、ダブル不倫は、決してばれないようにすることが最低限のルールです。

もし、ダブル不倫がバレてしまったら、どんなことになるのか考えてみましょう。

それぞれの配偶者が激怒し、汚らわしいと言われ、信用も失う(一度失った信用は取り戻すことがとても難しいのです)

  1. 家庭内の居心地が、悪くなる
  2. 家族や周囲の人から、冷たい目で見られて、針のムシロ状態になる
  3. 自身や相手の配偶者から、慰謝料を請求されたり、謝罪文を書かされたりする
  4. 社内不倫の場合、異動になったり、最悪の場合には仕事を失うかもしれない
  5. 裁判沙汰になったり、不本意な離婚に至るケースも考えられる
  6. 多額の慰謝料をむしり取られ、子どもと別れ、養育費を払い続けたりする辛い生活が、待っているかもしれない

どうでしょう。

これらのリスクを冒してまで、続けたい関係なのでしょうか。

最後に、それでもダブル不倫を続ける方々に、ダブル不倫を続けるうえでの注意点をお伝えしておきます。

いずれは終わる関係なので、夢中にならないこと、疑似恋愛だと割り切ることが大切

ダブル不倫によって、結婚生活を破綻させる可能性があることを肝に銘じておくこと

配偶者だけでなく子どもにも知られたら、子どもの成長にもさまざまな悪影響が予測できるということ

決して絶対にバレてはいけないのですが、絶対に大丈夫ということはないということ

そのダブル不倫は、家庭を犠牲にしてまで、したい恋愛ですか?

どうしてもダブル不倫を楽しみたいのなら、お互いに辞め時をよくわきまえて、バレることがないように注意深く付き合ってくださいね。

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