旦那が子供面倒を見ない

妻からの「旦那が子どもの面倒を見てくれない、積極的に面倒を見ようとしない」という不満をよく耳にします。

父親として、子どもの面倒を見る責任はあるのに何故なんでしょう。

そんな旦那は、「子育ては母親である妻の担当だ」なんて思っているのではないでしょうか。

さらに、旦那の方から決して積極的に子どもの面倒を見ようとはしないんですよね。

最近では「ワンオペ育児」という言葉も使われますが、育児だけでなく家事も仕事も、全て妻が一人で回している状況の家庭もあるのです。

せめて、父親として、育児に参加する姿勢ぐらい見せて欲しいところですよね。

しかし、あまりガミガミ言うと、家に早く帰って来なくなったり、休日も理由を作って出かけてしまったりするかもしれません。

どうしたら、子どもの面倒を見てくれる夫になってくれるのか、考えていきましょう。

まず、妻たちは具体的にどんなことに不満を抱いているのか見てみましょう。

  • オムツを替えて欲しいとお願いしても、なかなか替えてくれない。特にウンチの時は絶対に妻に委ねる。しかも、頼んだことしかしてくれない。「オムツ替えて」と頼んだらオムツ替えだけして、捨てるオムツもその辺に置きっ放し。
  • 妻が家事をしているときの子守を頼むけど、たいてい横になって見てるだけか、スマホをいじったりゲームしたりしていて、子どもを外に連れ出そうとか、一緒に遊ぼうとか思わないみたい。
  • 夜、横で子どもが泣いていても、旦那は起きることなく爆睡。妻は起きて子どもをあやして、また寝かしつけているのに気付かないというのが信じられない。
  • 子どもを寝かしつけてくれるというので頼ったけど、旦那の方が先に寝ちゃって子どもが泣いてた。
  • 「子どもと遊んであげて」と頼んでも、子どもと関わろうとせず、自分はゲームやテレビ、結局子どもは「ママ~」ってこっちに来てしまう。
  • 酔って遅く帰って来て、せっかく寝かしつけた子どもを起こしたり、夫の大声で子どもが起きてしまったりする。
  • 仕事で疲れているのはわかるんだけど、休日の朝など、子どもたちが機嫌よく遊んでいる声に「うるさい」などと怒ったりする。
  • そもそも旦那は夜や休日など、自分の飲み会や趣味の集まりに参加してほとんど家にいないので、子どもの面倒を見る時間がない、というか見る気がないとしか思えない。
  • 旦那は子どもの面倒を見ないくせに、人前では育児しているとアピールしたりするのが頭にくる。

妻はこのようなことで「旦那が子どもの面倒を見ない」ことを不満に思っているのですね。

他にも、旦那が子どもの面倒を見ないことで、妻は旦那に対して育児に対する不公平感を抱く事柄があり、次のような希望を持っているのです。

  • 昼間一人で育児していると、トイレに行くにも自分が行きたいタイミングでいくことも、ゆっくり用をたすことも、なかなかできない。トイレぐらいゆっくり行きたい。
  • 食事も、子どもに食べさせながらとか、食べさせてから、自分は急いで冷めたご飯を食べる。子どもは途中で「牛乳!」「スプーン落ちちゃった」と言ったり、落ち着いて食べることは不可能。また、子どもが席を離れて遊び出してしまうこともある。たまには温かくて美味しいうちにゆっくり食べたい。
  • 旦那は仕事で忙しくても、通勤時間やお昼などの休憩時間に自分の時間が持てるけど、子育てにはそんな時間がない。自分一人でゆっくり買い物やお茶ができる時間が欲しい。
  • 子どもが幼いので夜中に何度か起きる。その度に起きるので、いつも寝不足の状態でいる。ゆっくり朝まで熟睡してみたい。

妻たちは、旦那に対してこのような不公平感と希望を持っているのですね。

このような気持ちを上手く旦那に伝えられるといいのですが、どのように伝えればわかってもらえるのかを考えてみましょう。

〈やってもらえたら嬉しいことを具体的にお願いしてみる〉

「出かける時に私が化粧や身支度する間、子どもと一緒にこのオモチャで遊んであげて欲しい」「ちょっと買い物に行ってくるから、子どもを公園で遊ばせてくれないかな」などと旦那に具体的に伝えてみる。

〈夫婦で話し合って決まりを作る〉

「子どもといる時には、テレビ観ることもゲームやることも禁止」という決まりにしているご夫婦もいます。

「子どもをお風呂に入れるのはパパの役目」「休日の◯時から◯時まではパパと遊ぶ時間」などと、具体的な決まりを作るのも一案です。

〈自分自身がストレス発散して解消する〉

「旦那は子どもの面倒をみないけど、仕事頑張ってくれてるから許す」という考え方もあります。また、子育ての合間にできるようなストレス解消法を見つけられるといいですね。

因みに、私の娘は、自分の好きなアイドルを動画で観たり、CDで歌を聴いたりしながら子育てしていました。

子どもの今の時期は二度と戻ってこないのですから、今の子どもの可愛さを2人でじっくり楽しめるように協力し合えるといいですね。

おそらく旦那は子どもに関わりたくないのではなくて、関わり方がわからないだけだと思います。

子どもとの接し方を優しく具体的に教えてあげれば、できるようになって子どもの面倒を見ることがきっと楽しくなるでしょう。

父親が一緒に遊んでくれるのを嫌がる子どもはいないと思います。

父親だと、肩車や、高い高いや馬乗りや飛行機など、母親にはできないダイナミックな遊び方ができるという利点もありますね。

「どうせ旦那は子供の面倒をみる気がないんだわ」なんて、決めつけて諦めないで根気よく教えて、上手くできたら褒めてあげるのがコツです。

旦那を、子どもの面倒をよく見てくれる「イクメンパパ」に育てていけると思いますよ。

 

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