旦那と円満に離婚したいと考え、計画を練っている妻からの相談を受けることがあります。

旦那と「円満に」別れられる方法はあるのでしょうか。

結婚するときは、お互いに好きという感情が大きく、2人の気持ちが結婚に向かって盛り上がっているので、揉めたり喧嘩になったりすることがほとんどないですよね。

同じ夫婦なのに、離婚となるとたいていの場合どちらかが「離婚したくない」というケースが多いのです。ですから、妻が旦那と離婚したくても、なかなか円満に別れることは難しいのですね。

では、どのようにしたら納得していない旦那と円満に別れることができるのでしょうか。

今日は、離婚に応じてくれない旦那と円満に別れる方法を、7つのステップで考えてみましょう。

①離婚したい理由を明らかにする

あなたがなぜ離婚まで考えたのか、旦那と別れを決意するほどの理由は何なのかを明確にしましょう。そしてその理由が、法律で定められた5つの離婚事由に該当しているかを確認します。5つの事由とは

  1. 不貞行為
  2. 悪意の遺棄
  3. 3年以上の生死不明
  4. 回復の見込みのない精神病
  5. 婚姻を継続しがたい重大な事由

です。

「婚姻を継続しがたい重大な事由」の中には、さまざまな要素の事由が含まれますが、旦那と一緒に居たくないとか、旦那が嫌いだからなどという理由では、法律も旦那も応じてはくれないでしょうね。

②離婚の条件を決める

妻から一方的に離婚したいと申し出ても、離婚したいと思っていない旦那は納得できる訳がありません。

慰謝料、財産分与のこと、子どもの親権、養育費、面会交流のことなど、自分が考える離婚の条件を旦那に提示することで、旦那も離婚の判断がしやすくなりますし、あなたが本気で離婚を考えているということが伝わります。

離婚の条件は、早いうちから考えておきましょう。

③離婚経験者や離婚カウンセラーに相談する

周りの離婚経験者に相談する方法もあります。

参考になることもあるかもしれませんが、状況はそれぞれ違いますので、正しい判断に繋がる保証はありません。

離婚の条件や旦那に離婚を伝えるタイミングや方法など、さまざまなケースを知っている専門の離婚カウンセラーに、早い段階で相談することをおすすめします。

④離婚後のシュミレーションをしてみる

離婚後の生活を考えて、経済的なこと、住まいのこと、子どものこと、健康面のこと、精神的に大丈夫なのかなど、よく考えてみましょう。

そして、それぞれについてのプランを立てておくことも必要です。

離婚して旦那がいなくても、旦那の収入をあてにしなくても生活していけるのかを見極めるということも、大事なポイントです。

⑤旦那に離婚したい気持ちを伝える

いよいよ旦那に離婚するということを伝えます。

旦那の悪い所を理由にしたり、「離婚の原因は旦那が悪いからだ」というようなことでは、なかなか納得してもらえません。

その際に、すでに夫婦関係が壊れている場合はこのまま一緒にいても良くないということや、離婚した場合の旦那のメリットも伝えられるといいですね。

⑥旦那が離婚したくない理由を確認する

旦那が別れることを拒否する場合、理由を考えてみましょう。

世間体、プライド、子どもへの悪影響、旦那自身の浮気やDV・モラハラが原因の場合には慰謝料を請求される恐れがあることなどでしょうか。

慰謝料請求のことなど、理由によっては解決できる可能性もあります。

⑦旦那が抵抗してくるかも

旦那が「絶対別れてやらない」と言う、財産を隠してしまう、「子どもは渡さない」と訴えてくる、親族や周囲に妻の誹謗中傷をするなどの、旦那からの抵抗があることも予測できます。

考えられることに対しての対処を考えておきましょう。

いかがですか。

離婚届の準備も忘れずに!

旦那と円満に別れる方法は、そうそう簡単なものではありません。

夫婦だけでは解決できずに、調停や裁判での離婚になってしまうケースも多くありますし、たいていの離婚は、最初から円満に解決することがないのです。

旦那と円満に別れるには、夫婦の会話と離婚の条件がポイントになるのだと私は思います。

夫婦仲が悪いから離婚になるのであって、夫婦でちゃんと話し合って円満に離婚できるようなら、離婚に至らずに解決できるのかもしれませんね。

リカプルでは夫婦問題・離婚問題に関するカウンセリングを行っております。カウンセリングを受けるまでの流れや内容に関するお問い合わせは下記からどうぞ。

 

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