不倫していることが配偶者にバレてしまって離婚に至り、その不倫相手と再婚したケースで、実際に幸せになっているのか、気になりますね。

そもそも不倫がバレて、その不倫相手と再婚したいから離婚したい、という希望が配偶者に通るのでしょうか。

基本的には、有責配偶者(夫婦関係破綻の原因を作った配偶者)から「離婚してほしい」というのは、長期間別居していた等のケース以外には認められません。

どうしても離婚したいというのであれば、配偶者に慰謝料を払うなどして、配偶者を何とか説得し、離婚に応じてもらうしかありません。どうしても話がこじれた場合は、弁護士に相談するとよいでしょう。

不倫⇒離婚⇒再婚で、子どもも生まれて幸せになっている人たちも、私の周りには何人もいます。

配偶者の性格にもよりますが、妻から「不倫相手と一緒になりたいから私と離婚してほしい」と言われた場合、夫はどのような反応なのでしょう。私の知っているケースをご紹介します。

ケース①「俺は浮気もしていないし、毎日家族のために必死で働いている。それなのに妻は他の男と不倫していたなんて、絶対に許さない!」と、離婚にも応じてくれないタイプ

このタイプは、なかなか離婚できず、離婚調停で何とか離婚できたけど、子どもは夫に取られ夫の実家で育てられている。

妻は子どもに会うことも許されず、元夫や子どもとは一切会えない状況になっている。

ケース②「妻が不倫をするのは、自分にも原因があったんだろう。妻が離婚を望むなら離婚に応じよう。しかし子どもを妻と不倫相手に、渡すわけにはいかない」と、離婚には応じるが、子どもを渡してくれないタイプ

このケースでは、夫が一人で仕事と子育てをこなし、妻が夫に毎月決まった額の養育費を払っています。

元夫に子どもを全て取られて、元夫とは一切連絡をとっていない女性、携帯電話があるので子どもとは連絡が取れて、時々会えている状況です。

再婚の夫との間にも子どもが生まれて、幸せになっています。

ケース③「妻のことは今でも愛しているが、他の男に気持ちが向いてしまったのならどうしようもない、残念だけど離婚するしかないな」と、離婚にも応じて子どもも妻に渡してくれるタイプ

このような話のわかる夫はなかなかいませんね。

妻が浮気した時点で、夫はプライドも傷つき、自分が馬鹿にされたと感じて怒りまくるケースが多いのです。

このケースでは、離婚後しばらくして妻は不倫相手と子連れで再婚し、再婚相手との子どもも生まれました。

再婚相手の男性は、結婚したら働くのが嫌いな人だということがわかり、妻も働かなければ生活できず、前の夫と別れたことを少し後悔しています。

では、不倫が原因で離婚してからの再婚の「デメリット」はどんなことでしょう。

1、不倫で離婚した場合、慰謝料の支払いや養育費を払い続けることなどで、再婚家庭の生活費などに影響が及び、経済的に大きな負担になることが考えられます

同じ社内での不倫だった場合は、会社にバレたことで左遷させられたり、辞めさせられるようなリスクもあります。

2、自分の血を分けた可愛い子どもや、自分のお腹を痛めて産んだ愛する子どもに、会えなくなるリスクがあります。

一方、子どもの方も近所や学校で「あの子の親は不倫で離婚した」と陰で噂され、辛い立場に置かれる可能性もあります。

3、事情を知る人たちが周りにいる場合、不倫のカップルだという目で見られてしまうかもしれません。

4、再婚相手とも離婚になるケースがあります。

いざ再婚してみたら、生活が苦しくて再婚を後悔したり、再び配偶者の浮気が発覚するなど、再婚も離婚になってしまうケースも少なくありません。

いかがですか。

不倫は、秘密の恋だからこそ燃えるのであって、離婚してまで不倫相手と再婚して24時間一緒に生活するということが、決してうまくいくとは限らないのです。

不倫の時には喧嘩もなかった二人も、再婚して夫婦になると喧嘩が増えたりすることも多くあります。

再婚する前に

元の家族や置いてきた子どもとの付き合い方

  • 再婚家庭の子ども(連れ子や生まれてくる子ども)について
  • 結婚式はどうするのか
  • お金のこと

等の、喧嘩の種になりそうなことについて、よく話し合って決めておくことが大切です。

あなたが不倫して離婚、再婚する場合、配偶者や子どもや両親など悲しく辛い思いをする人が必ずいます。

その人たちのことも考えて、再婚するならぜひ幸せになってもらいたい。

不倫相手と、離婚してまで再婚するということが、本当にあなたの幸せに向かっているのかよく考えて、決断してくださいね。

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