婚活女子の中には、相手男性の年収にこだわる女性も多いようです。
結婚してから、夫の稼ぎが悪いことに気がついても遅いと考えて、結婚相手に始めから年収600万以上を求めたりするのですね。
実際には、子どものいる家庭では年収300万円ほどはないと余裕のある生活は難しいとも言われています。
ただ年収が多ければいいというわけではなく、夫の稼ぎが悪いことを承知のうえ、人間性に惹かれて結婚する女性も多くいますので、男性の皆さん安心してください。
男の価値は年収だけで決まるわけではありませんが、生活していく上でお金はとても大事なものです。
夫の稼ぎが悪いことで困ることってどんなことなのか考えてみましょう。
①生活費を節約しなければならない
家賃や食費、光熱費等で毎月カツカツな生活で余裕がない場合、辛いとか苦しいとかいう気持ちになりがちです。
②夫婦喧嘩が多くなる
実際に、夫婦喧嘩の原因としては、金銭的な問題がいちばん多いのです。
夫婦の金銭感覚が大きく違っていたり、どちらかだけが多く使ってしまったり、収入が少ないことで苦労ばかりだったり、借金が原因などで夫婦喧嘩が多くなることがあります。
③ストレスの多い生活になる
夫の稼ぎが悪いことで、妻はいつもやりくりに追われ、我慢が多くなり、ストレスが溜まる一方です。
④子供にも影響がある
何でも買い与えればいいというものではありませんが、子どもにも物や習い事や進路などで、我慢をさせたり選択肢が狭くなることが考えられます。
⑤お付き合いに支障が出る
妻は友だちやママ友との付き合いとか、夫は職場の飲み会や親族などとのお付き合いにも我慢したり支障をきたすことがあります。
⑥マイホームや車の購入が難しい
車やマイホームが欲しいと思っても、まとまった現金を用意するのも、ローンを組むことも難しくなることがあります。
⑦老後の蓄えができず不安になる
生活するだけで精一杯なので、将来の子どもの教育資金や、夫婦の老後の備えをする余裕もありません。
⑧最悪の場合離婚になるかも
金銭的な原因での離婚はかなり多くあります。夫の稼ぎが悪いというだけで、即離婚とはなりませんが、喧嘩が増えたりすることで夫婦仲に亀裂が入り離婚に及んでしまうこともあります。
いかがですか。
夫の稼ぎが悪いことで、我慢やストレスが多くなり、子どもにも影響が及ぶんですね。
では、「夫の稼ぎが悪い」という状況に対しての対処法や、妻であるあなたができることをいくつか挙げてみます。
1.夫に対する考え方を変えてみる
「もし、夫がいなくなったら・・・」と考えてみてください。
今ある収入もなくなってしまい、あなたが必死に働いて家事も育児も一人でしなければならなくなります。
稼ぎが悪くても、夫が働いて稼いできてくれることにまずは感謝しましょう。
2.他の家庭と比べない
上を見てもきりがありませんね。周りの裕福な暮らしをしている家庭と比べてしまうと不満にもなりますが、夫の稼ぎが多い家庭が皆幸せかというと、そうとも言えないのです。
夫がお金をすべて握っていて、妻は少ない生活費しかもらっていないというケースや、夫が浮気ばかりで家に帰って来ないというケースもあります。
何不自由なく暮しているように見えるのですが、稼ぎが多ければ幸せとは限らないのです。
3.夫に労いや感謝の言葉をかける
「稼ぎが悪くても、夫は毎日頑張って仕事に行ってくれている」「夫が働いてくれるから生活できている」と考えることで、夫の愚痴どころか感謝の気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。
夫を労ったり感謝の言葉をかけることで、夫はさらに仕事を頑張ることができるでしょう。
4.自分も収入を得ることを考える
夫の稼ぎが悪かったら、自分も働いて収入を得るということも検討しましょう。
子どもが幼かったり、あなたが病弱で外に働きに出られない場合もあるでしょう。
今は、家にいながらインターネットで収入を得る方法もあります。ほとんど資本金がかからないものが多いので、試してみることもおすすめです。
5.夫の仕事を見直してみる
夫が頑張って働いているのに何年も昇給がなかったり、資格を取ったりスキルが向上しているのに認められなかったりする職場は、転職も検討していくことも一案です。
昔は「ひとつの会社に定年まで尽くす」という考え方でしたが、最近は「今より労働条件が良かったり働きやすい職場だったりしたら、転職する」という考え方が主流になりつつあります。
転職する場合は、次の仕事が決まってから今の仕事を辞めるということが大切ですね。
6.夫にアルバイトや資産運用などをすすめる
もし、夫の仕事が残業がない定時で終わる仕事だったり、休日はきっちり休めるという場合には、副業で働いてもらうという考え方もあります。
それが難しければ、家でできる副業を試してみるという方法もあります。
前述しましたが、ネットで収入を得るなど資本金が要らない方法もありますので、夫婦で取り組んでみるのもいいでしょう。
7.支出を見直し節約や貯金を試みる
例えば、携帯電話やスマートフォンの使い方や契約内容、車の所有の必要性や維持費について、家賃が適切かなど、生活の中でもう少し節約することができるところは無いかということも二人で話し合う必要もあるでしょう。
お金の専門家であるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談して、無駄な部分や節約できる部分、将来に向けての計画などを見てもらうこともおすすめです。
いかがですか。
「夫の稼ぎが悪い」と思っていると、夫に感謝する気持ちも持てず、ついトゲトゲした態度や言動になりがちです。
今できる工夫をしながら、夫婦のコミュニケーションを上手く取り合い、金銭的に豊かな暮らしでなくても「幸せを感じる豊かな心」を持つことができるといいですね。