お付き合いしている時や、結婚を決めた時には、夫も妻もお互いに好きだったはずですよね。
男性はきっと「こいつ可愛いな、他の男に取られたくないな、この女を一生幸せにしよう!」と思って、結婚を決めたのではないですか?
女性もきっと「彼って頼りになるなぁ、思いやりもあるし大好きだし、彼とずっと幸せになりたい!」なんて考えて、結婚に希望を持ってワクワクしていたのではないですか?
夫婦になってからも、ずっと同じ気持ちを持ち続けて”仲良し夫婦”で居続けているケースもあります。しかし多くの夫婦が、結婚後しばらくすると相手に不満を持ち始めるんです。些細な不満もありますし、離婚を考えるほど嫌いなところも出てきます。
夫が妻に対して思うこともありますが、なぜか妻が夫に対して嫌いなところや不満を持っているケースの方が断然多いのです。
では、妻が思う”夫の不満な点や嫌いなところ”って、どんなところなのでしょう?
そして、妻のあなたが夫を好きになる方法も、それぞれについて考えてみます。具体的に見てみましょう。
優しさや思いやりがない
付き合っていたころは、妻のことを思いやってくれて優しかったのに、今では言葉が冷たかったり、知らんぷりされたり、妻が家事や育児で疲れていても気遣いもなくなった。
⇒まずは、あなたから夫に「いつも私たちのために働いてくれて感謝してる」「お疲れさま、ありがとう」などのねぎらいの言葉をかけるように心がけてみてください。
夫が自分から「君こそいつも家事や育児をしてくれてありがとう」などと言ってくれると思いますよ。
価値観が違いすぎる
以前からさまざまな価値観が合わないと感じていたけど、お金の使い方に対する価値観が特に合わなくて、よく夫婦喧嘩の原因になる。
⇒お金に対する価値観は、生まれ育った家庭環境や、両親の考え方なども影響しています。
夫婦で違って当然なのですが、収入に対して支出がどのくらいなのか、実際に家計簿などで収支を見せるなどして、危機感を促すなどが考えられます。
自分ばかり浪費する
夫が働いて稼いできたお金だけど、家計のことを考えずに、飲み代や趣味などに平気で浪費する。
そんな余裕があったら、将来のために貯蓄に回したいと考えないところが理解できない。
⇒この場合には、夫婦でよく話し合う必要があります。
子どもの教育費や、将来家を買いたいとか、年に一度は旅行に行きたいとか、夫婦で共通の目標を持ち、時々預金額などを一緒に確認することで、夫にも意識を持って協力してもらえる可能性が高くなります。
懲りずに浮気をする
以前浮気がバレてさんざん反省したはずなのに、バレないと思っているのか平気で浮気を繰り返す。夫婦として仲良くしていける自信がなくなる。
⇒夫に浮気をされて、自分は悲しい気持ちだということを伝えましょう。
家族や家庭の居心地を良くする努力も必要です。
明るい挨拶や、おいしい食事、夫の居場所がある、夫の存在価値がある、そんな家には寄り道せずに帰ってきたくなります。
妻がいつも怒っていたり、文句ばかり言われたり、くつろげない家には帰ってきたくないので、浮気にも走ります。
妻の態度や言葉ひとつで、夫も変わるのです。
自分だけが正しく偉いと勘違いしている
何かにつけて理論的に言い負かそうと、上から目線でしつこく偉そうに言ってくることがうざい。
正論の時もあるが、妻の意見は受け付けないことが多いので、ますます話したくなくなる。
⇒まず、夫の意見で正しいと思う箇所や受け入れられる意見を見つけて、大きく同意しましょう。
夫は自分が認められることで、妻の意見にも耳を貸す余裕が生まれます。
人は認められたい生き物なのです。
不潔で汚いし臭い
付き合っていたころは「この汗のにおいが好き!」なんて思ったこともあるのが信じられないくらいに、加齢臭なのか体臭なのか、夫の臭いが鼻につき側に寄りたくない。
更にタバコの臭いが加わったり、酔ってお風呂に入らず寝てしまったり、脱いだ服を丸まったまま置きっ放しだったりする場合は、目も当てられません。
⇒ただ「クサイ!」というだけでは、「余計なお世話だ」と夫も反感を持ちます。
女性だって加齢臭もあります、お互い様なのです。
「私も自分の加齢臭が気になるから、いろいろ研究してみるわ。あなたも協力してくれると嬉しいわ」などと、一緒に取り組む姿勢を見せることで、夫も歩み寄ってくれるでしょう。
家事や育児に協力がない
家事や育児を妻が全部するのが当然と考えていて、やろうとしない。
ちょっと風呂掃除をやっただけで、家事を手伝った気になり威張る、感謝の言葉を求める。
子どもが泣いていても知らんぷりで”俺は外で働いているのだからお前が俺を労うべき”というスタンスを崩さない。協力体制がなさすぎる。
⇒この場合も、夫へのねぎらいの言葉をかけることで夫の気持ちや態度が変わります。
家事を頼むときにも「たまにはお皿を洗ってくれてもいいんじゃない?」ではなく、「あなたがお皿を洗ってくれたら、その間に子どもを寝かしつけられるから、とても助かるわ」とお願いします。
そして、少しぐらい汚れが残っていても指摘せずに、後でこっそり洗いなおします。
「あなたがお皿を洗ってくれたから、家事がはかどって今日は早く寝られそう、一緒に寝る?」なんて言ってみてはいかがでしょう。
家では常にダラダラしてる
仕事で疲れているのはわかるけど、家ではいつもダラダラしてゴロゴロしている。
以前はスマートでカッコよかったのに、今ではお腹も出て服にも気を遣わず、見ていて情けない気持ちになってしまう。
⇒まずは、自分は大丈夫かどうか見直してみましょう。
結婚当初から体形の変化が著しくないか、化粧やおしゃれに気を遣っているか、などオンナを意識していますか?
妻が美しくなることを嫌がる夫はめったに居ません、キレイになった妻に浮気でもされないかと心配になり、夫も自分を磨く気持ちになったりするかもしれません。
妻が努力している姿を見ることで、夫も「俺もお腹を引っ込めなきゃな、運動でもしようかな」などと感じたりするものです。
小さなお願いも守ってくれない
例えば、トイレの便器の蓋は閉める、使わない電気は消す、言葉遣い、食事の際のマナーなど、何度お願いしても守ってくれない、守ろうと努力しているように感じない。
⇒子どもの躾と同じように、便器の蓋を閉められたときには、当たり前と思わず褒める。
食事の際のマナーなどは「こうしたらもっとカッコいいよ」「こういうふうに言うとステキ」などと褒めて伸ばしましょう。
できていないことより、できたことできることに目を向けて、夫のいい所を見つけて褒めましょう。
いかがですか?
最初は嫌で抵抗があるかもしれませんが、これらのことをぜひ試してみてください。
他にも、
- 一緒にできる趣味を見つける
- 夫のことが好きだったころに2人で行ったところにデートしてみる
- 我慢してばかりいないで、お互いに好きなところと嫌いなところを言い合ってみる
- 一度距離を置いて、本当に嫌なのか冷静に考えてみる
などの方法も考えられます。
妻の態度や言葉が変わることで、夫が変わります。
夫が変わることで、あなたの「夫が嫌い」という気持ちや不満が薄れていくことでしょう。
今すぐに夫を好きになる魔法のような方法はありませんが、夫のことを嫌いじゃなくなる、夫への不満が少なくなるということの積み重ねで、日々が楽しくなり、夫婦も幸せに向かっていけると思います。
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