夫婦の関係がうまくいっていないことで「夫との未来が描けない」と悩んでいませんか。
「夫婦仲が悪くて、会話もなく、目を合わせることも避け、ただ同じ家で同居しているだけの夫婦でなんの意味があるの?」
「こんな状況のまま、この先何十年も耐えられない。」
「子どものためといいながら、我慢し続けないといけないのか。かといって離婚したいわけでもない。」
このように夫との関係がギクシャクしていたり、関係は悪くないけど何だか将来に楽しい希望が見えないという状況の女性からの相談があります。
“夫との未来が描けなくなった”代表的な原因はどのようなことなのでしょうか。
また、対処方法や考え方のヒントもお伝えしていきます。
①夫の浮気や不倫が発覚したことがあり、この先も信頼できない
妻が過去の夫の不倫や浮気を、いつまでも忘れられず根に持ち、また浮気するのではないかと夫を信用できなくなり、夫との未来が描けなくなるケースです。
具体的な対応策としては、下記のようなものがあります。
1.浮気をしても夫は必ず自分のところに帰ってくると信じて割り切る
2.「夫は魅力的な男性だからモテて当たり前」とあきらめる
3.「私にも至らないところや責任があった」と反省して自分も変わろうとする
4.修復に向けて歩み寄ってくれている夫の場合、その姿や反省を認めて許す
5.両親や信頼できる友達、カウンセリング・電話相談で相談できる人を探す
6.夫婦で話し合って、今後の夫の信頼を保つためのルールを決める
7.ケンカの度に浮気のことを持ち出して、何度も責めたり問い詰めない
8.夫を信じ切れずに監視や制限を強くして夫を追い込まない
9.気持ちの切り替えのきっかけとして、夫に慰謝料を請求する
これらの方法を試してみて、夫婦の信頼回復をはかることをおすすめします。
②夫の金遣いが荒く、借金をしていて将来の生活が不安
夫がギャンブル好き、アルコール等の嗜好品や趣味に多くのお金を使うという悩みもあります。
借金が発覚したり貯金ができなかったりすることで、将来の夫婦の生活が不安になることは理解できますね。
主な対処法を挙げますので、できるだけ早いうちに対処しましょう。
1.夫の借金の概要を知って、夫婦で今後の返済計画を立てる
2.夫の両親や親族などに相談する
3.アルバイトや副業などで夫自身に借金の返済をしてもらう
4.今後絶対に借金をしないと誓約書を書いてもらう
5.借金が多額で返済が不可能な場合は、債務整理をする
6.妻が家計の管理をする
7.クレジットカードやキャッシュカードを取り上げ、今後の借金ができないようにする
8.夫に「次に借金をしたら離婚する」と軽く脅しておく
今後、夫が借金できないようにさまざまな対処や手続きをすることで、将来への不安が減少されるのではないでしょうか。
③夫との会話がない、夫婦の会話が楽しくない
夫との会話がほとんどなくなり、必要最低限のみの会話になってしまう。
夫婦のどちらかに「話さなくてもわかるはず」などの考えもあり、話さなくなってしまうことで、「これから先もこのままじゃ嫌だな」と考えます。
夫婦の会話を楽しむための秘訣を挙げてみましょう。
1.妻ばかりが喋り過ぎないようにし、夫の話をよく聞く
2.男性がうれしくなる言葉「すごい!」「さすが!」「ステキ!」を意識して使う
3.会話は、重要だと思われる部分や結論を先に話すことを心がけ、自分も話し上手になる
4.一旦「そうね」「わかるわ」「そういう考え方もあるのね」と夫の意見を受け入れる
5.否定しないで話を最後まで聞く
6.「私はこのように考えてたわ」「私はこう思うけどどう?」などと自分の意見も話す
7.夫の愚痴を聞くことで、「自分の意見も受け入れてもらえた」と、夫にも聞く耳ができる
8.できるだけ楽しいことを話す
9.「アドバイスは要らない、ただ聞いてほしい」など、どうしてほしいかを伝えて話す
10.夫に対しての普段の挨拶や感謝の言葉から意識する
11.テレビを消すなど、夫の聞く体制を確認し、会話する環境を作るように意識する
これらのことを注意し、夫婦の会話が楽しくなれば、一緒に居ることが楽しくなり、夫婦の将来が明るく開けるかもしれません。
④夫がうつ病になってしまい先が見えない
うつ病には早期発見・早期治療がとても大切です。早めに専門家や専門医へ相談しましょう。
妻や家族がうつ病の正しい知識を身に付けることで、夫への接し方や接する際の注意点が分かります。
決して無理をせずゆっくり休息休養をとるようにしましょう。
治療のサポートを心がけ、回復を焦らないことが大切です。今は八方塞がりに思えるかもしれませんが、治らない病気ではないので焦らずに気長に治療していくことで、回復が望めます。
⑤夫は家事を全くやらない、私は一生家政婦?
夫が家事を何もやってくれないとしたら、子育てしながら一人で全てこなすのは大変です。
夫に家事をやってもらいたい時には、「何をどのようにやってほしいのか」具体的に伝えましょう。
更に、やっている家事を細かく書き出して、たくさんあるということを理解してもらい、夫を褒めておだてて、一緒に楽しんで家事をやるように仕向けましょう。
家事の仕方がわからない夫には、優しく根気よく教えて、決してダメ出しをせず、夫のやり方で見守ることも大切です。
また、家事の道具やエプロンなどを選ばせてやる気にさせる、具合が悪いふりをして寝込んでみるなどの工夫も有効です。
決して上からではなく、下手に出てお願いするように話してみること、やってくれたことに対して文句を言ったり、ケチをつけたりしないこと、褒めて感謝して育てることが大切です。
そして、「自分が家事をしている時に、お願いしてみる」ということで、更にやってもらいやすくなります。夫との老後生活に向けて、家事分担は大きな課題になりますね。
⑥夫は私を女性として見ていない、性の不一致を感じる
夫婦がセックスレスで、そのことについての話し合いもなく、改善の見込みがあるように思えないという悩みもあります。
夫から女性として見られていないようで、悲しい気持ちになるのですね。
「夫婦が別々の部屋で寝ている」など寝室や布団・ベッドの問題はありませんか?できれば同じ部屋で同じ布団で寝て、夫婦で手を繋いだりハグやキスなどのスキンシップをとるところから始めましょう。
そして、結婚した頃と大きく変わっていないか、自分の体型を見直してみましょう。
風呂上がりに裸や下着姿でウロウロしていませんか?女らしさや可愛げ・羞恥心をなくした妻は、夫にとって女という対象ではなくなってしまいます。
また、「ママ」「パパ」「お母さん」「お父さん」などと呼び合っているのでしたら、お互いに名前で呼び合うことで、新鮮な気持ちやトキメキも戻ります。
そして、夫を尊敬し、立てることで、夫も男としての自信を取り戻せるのではないでしょうか。
いかがですか。
他にもさまざまな原因や理由があり「夫との未来が描けない」と思っているかもしれませんね。
もしかして、あなたは夫に対して興味を失っていませんか?
夫婦が一緒に過ごす時間が少なくないですか?
夫に興味を持つようにし、一緒に過ごす時間を増やすことも一案です。
例えば、夫婦で共通の趣味を持つようにしてみることで、共通の会話が生まれますし、休日に夫婦で出かける機会も増え、休みの日の過ごし方も変わってきます。
夫も「もっと妻と仲良くしたい」と思っているのではないでしょうか。
「夫との未来が描けない」と嘆くことなく、夫婦の将来に向けて、夫婦の会話を大切にしながら楽しく一緒に歩んで行けることを願っています。