離婚する夫婦に何か特徴ってあるのでしょうか?
結婚する時に、将来離婚することを予測して結婚を決めるなんてことはありませんよね。
結婚してみて初めて「この人と一緒に暮らしていけない」「相手を信じられなくなってしまった」「相手が思っていた人と違っていた」「付き合っていた時と別人になってしまった」などと気づき、後悔している夫婦も多いのです。
全く喧嘩もしない夫婦もいらっしゃいますが、たいていの夫婦は、一度や二度は夫婦喧嘩や言い合いなどの経験があることでしょう。
さまざまな理由や原因で、夫婦仲が気まずくなったり、ぎくしゃくしたり、険悪になったりもします。
そんな状況の時に上手く夫婦仲を修復できればいいのですが、険悪な状態のまま放っておいたり、余計に仲が悪くなって会話もなくなったり、家庭内別居状態になってしまうというケースもあります。
そうなると、夫婦が別居するとか、離婚話が持ち上がったりするのです。
ここに離婚する夫婦の特徴とその対策を挙げますので、離婚を未然に防ぐためにも、ぜひ参考にしてみてください。
離婚する夫婦の特徴①金銭的な問題がある
金銭感覚が違いすぎたり、育った生活環境に差があったりすることで、さまざまな問題が起こりやすくなります。例えば結婚した夫婦に
- 夫が働かなくなってしまった、夫の収入が激減した
- 夫婦の一方が収入に見合わない金銭感覚で、趣味やブランド品に浪費する
- ギャンブルやお酒・外食などに散財してしまい、相手に内緒で借金を繰り返す
- 夫が家にお金を入れてくれない
- そもそも金銭目的で結婚を決めた
などの背景がある場合、離婚に至る確率も高くなります。お互いが家計に興味を持って、お金の使い方などを夫婦で話し合いましょう。
離婚する夫婦の特徴②浮気や不倫の問題がある
結婚する時には永遠の愛を誓うものですが、結婚後どちらかが他の異性に気持ちが動き、不倫や浮気に走ってしまうということも考えられます。
もともと、付き合っていた時から浮気性だったけど、結婚したらさすがに落ち着くだろうと思って結婚してみたら・・・やっぱり浮気癖は直らなかったというケースもあるんです。
浮気や不倫の問題の背景には、相手に対する不満から逃げるためや、家に帰りたくないという帰宅恐怖症の気持ちなどから、他の異性に癒しを求めるという原因での浮気もあります。
いま一度、自身の態度や言動を見直してみる必要がありますね。
離婚する夫婦の特徴③DVやモラハラがある
相手からの暴力や暴言、強い支配や束縛、人を見下す、軽蔑する、突然怒りだす、無視する、嫌味や舌打ち、生活費を渡さないなど、夫や妻からのDVやモラハラがある場合は、できるだけ早いうちに誰かに相談しましょう。
本人が気づいて直してくれればいいのですが、我慢していても、DVやモラハラはなかなか直るものではないのです。
離婚に向けて準備する場合は、難しいのですがこっそり相手からのDVやモラハラの証拠を集めることをおすすめします。
離婚する夫婦の特徴④会話がない
会話も無しに黙っていたら、ジェスチャーでもしない限り人間同士は、なかなかわかり合えませんし、言いたいことも伝わりませんよね。
もともと無口で会話が少ない、どちらかが忙しくて会話の時間がない、どちらかが相手の話を聞こうとしない、隠し事があり積極的に話ができないなど、夫婦に会話がない原因もざまざまです。
相談にみえるご夫婦の場合も、じっくり話してみると「なんだ、そう思っていたのか」「早く言ってくれたらよかったのに」などと、お互いの考えていたことを分かり合えたということもよくあるのです。
夕飯の時間や、休日の夫婦の時間などをできるだけ調節して、夫婦が一緒に過ごすことができる環境と時間を作ることを考えましょう。
離婚する夫婦の特徴⑤価値観や生活感覚の違い
小さいことですが、入浴時のタオルの使い方ひとつとっても、育ってきた家庭のやり方が違うので、どちらかが違和感を感じているはずです。
この小さな違和感が大きな不満になって、離婚問題に進展したりするのです。
例えば、お風呂上りに
- 1枚のバスタオルで家族全員が身体を拭く
- 家族それぞれが別々のバスタオルで身体を拭く
- バスタオルは毎日洗う
- バスタオルは毎日は洗わない
- バスタオルを使わずフェイスタオルで身体を拭く
- バスタオルを使う人とフェイスタオルだけで拭く人がいる
あなたの家庭はどうですか?
自分が育ってきた家庭のやり方に慣れていて、それが当たり前になっていることって他にもたくさんあると思います。
特に結婚当初はどちらかが違和感を持ちながら、相手のやり方に合わせて生活するというケースが多いと思います。
相手と自分は育ってきた環境や考え方が違うということを、常に理解して相手を認めながら生活することが大切ですね。
離婚する夫婦の特徴⑥子どものこと
もともと子どもが好きではないので子どもは要らないという夫婦や、病気などの原因で子どもは諦めているという夫婦は改めて問題にはならないのですが、子どもが欲しいのにできないので不妊治療しているとか、生まれた子どもの躾や教育方針に対する大きな考え方の違いから、夫婦仲が気まずくなるというケースもあります。
夫婦のかけがえのない可愛い子どもなのに、その子どものことが原因で離婚になるなんてことは、絶対に避けたいですね。
喧嘩にならないように冷静に話し合う機会を持ちましょう。
離婚する夫婦の特徴⑦夫婦の家族との問題がある
夫婦のことに、必要以上に親が干渉してきたり、夫が酷いマザコンだったり、妻の実家との母娘関係の問題や、嫁姑問題、舅との問題など、夫婦だけでなく周りの親族との関わりが原因で、夫婦仲が悪くなり離婚に至るケースもあります。
親の立場としては、助けを求められない限りは、遠くから優しく娘や息子夫婦を見守るという姿勢が必要ですし、夫婦も極力2人の間で解決できるようにするとか、親よりも相手をかばうなどの思いやりが必要です。
離婚する夫婦の特徴⑧感謝や思いやりの気持ちがない
夫が働いてお金を稼ぐことは当たり前、妻は家に居るのだから家事も育児も完璧にするのが当たり前、なんて思っていませんよね?
そんなこと思っていないとしても、夫が一生懸命働いてくれるから生活できているとか、妻が家事や育児をちゃんとしてくれるから仕事に打ち込める、と考えれば感謝の気持ちや言葉も、相手に対する思いやりの気持ちも現すことができるのではないでしょうか。
結婚して、相手がやってくれることに慣れてしまうと、だんだん感謝の気持ちも薄れてくるので気をつけましょう。
「ありがとう」や「嬉しい」、「ごめんなさい」や「おはよう」「おかえり」などの挨拶も大切にしたいですね。
離婚する夫婦の特徴⑨焦って結婚した
できちゃった婚や交際期間が短い結婚、勢いで結婚を決めたケースや、さまざまな事情で焦って結婚した場合など、相手のことをよく知らないままに結婚したという夫婦は、いざ2人で生活してみたら合わないことだらけで、喧嘩が絶えなかったり、夫婦仲がぎくしゃくしたりするということが多くみられます。
もちろん仲良く上手くいっている夫婦もいるのですが、夫婦間で遠慮があって、自分の思っていることを言い出せずに、どちらかが我慢して溜めこんでいるというケースもあるのです。
我慢を重ねて、そのうちに爆発してしまい離婚を考えるようになったりします。
結婚を決意した理由は何であれ、縁あって夫婦になったのですから、自分の気持ちをきちんと相手に話して、わかってもらう努力をしましょう。
いかがですか?
離婚する夫婦の特徴とその対策を9つお伝えしてきました。
結婚している夫婦なら、たいてい一度は離婚を考えたことがあると思います。
離婚することは、多くのエネルギーが要りますし、相手の嫌な面も見なければならなくなります。
できるだけ早いうちに夫婦の危機に気付いて、こじれないうちにに対処できれば、最悪の離婚を避けることができるケースが多いのです。
離婚する夫婦の特徴とその対策を知ることで、少しでも多くの夫婦が離婚に至ることなく修復が叶い、幸せな夫婦となっていけますように願っています。
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