風俗店

“男性が風俗に通うことを理解できない、許せない”という女性の割合は意外と多いものですが、”風俗に行かざるを得ない”状況の男性もいらっしゃいます。

男性は溜まった精子を出さなければならないので、自分で出すか、妻や彼女とSEXして出すか、風俗に頼ることになります。

また、お酒を飲んだ流れで、仲間と風俗店に行くというようなこともあるようです。

そこで今日は、女性には理解しにくい「男性と風俗店」について、さまざまな観点から考察してみたいと思います。

<風俗通いに対する考え方>

夫婦のご相談を伺っていると、男性が風俗に通うことに対して「汚らわしい」「許せない」などと毛嫌いする女性もいらっしゃる一方、「仕方ないわね」などと考える女性もいらっしゃいます。

まず、女性と男性では身体の作りも考え方も違うということを理解していただきたいと思います。

切実な事情として、男性の身体は「欲求に応じて何とか処理せざるを得ない」ということがあります。

また、たいていの場合、男性は風俗通いを性欲の処理と思っていて、”浮気している”とは考えていないのです。

飲んだ勢いやその場のノリで友だちや同僚などと、付き合いで風俗に行く場合もあるでしょう。

男性の気持ちの中に「浮気じゃなくて女遊び」との身勝手な考えで風俗通いをしている人もいます。

中には、風俗の女性を本気で好きになってしまって、妻に「離婚してくれ」などと言ってしまう男性も居ますけどね。

妻の立場で考えると「私という妻がいるのに、なぜ風俗に行かなきゃならないの?」と思いますよね。

しかもお金を使ってまで・・・その気持ちよくわかります。

少ない小遣いをはたいて、妻にバレたらどうしようとドキドキしながら、なぜ夫は風俗店に行くのか、ちょっと考えてみましょう。

まず、風俗店のことについて簡単に調べてみました。

<風俗店も多種多様>

風俗店といってもさまざまなものがあります。

いくつか挙げてみましょう。

  • ソープランド(入浴料とサービス料があり比較的高価、風呂のある個室でのサービス)
  • ファッションヘルス(プレイルームで一緒にシャワー浴びてイチャイチャする)
  • デリヘル(デリバリーヘルス:自宅やビジネスホテル・ラブホテルなどに出張してきてくれる)
  • イメクラ(イメージクラブ:コスプレなどシチュエーションの中でプレイする)
  • ピンサロ(ピンクサロン:比較的安価、手と口を使ったサービス)
  • 性感マッサージ(さまざまな性感のマッサージと性的プレイ)
  • おっぱぶ(オッパイ大好き男性向け、触ったり舐めたりできる)
  • オナクラ・手コキ(女性を見ながら自分で処理する、女性が手で手伝ってくれる)
  • ビデオBOX(個室ビデオ:個室でビデオ鑑賞する)
  • SMクラブ(女王様と奴隷のような主従関係の設定でプレイする)

これらの他にもさまざまな形態の風俗店が存在するようです。

男性は、予算や希望のサービスや性癖などによって、店や風俗嬢を選んでいるのですね。

<風俗嬢に本気になってしまうケースもある>

若くて可愛い好みのタイプの風俗嬢に夢中になってしまう中年男性もいます。

独り暮らしの独身男性だけでなく、奥様との関係がうまくいってない既婚男性などでも風俗嬢に本気になってしまうケースがあります。

風俗嬢は接客業ですので、LINEやメールなどを使って言葉巧みに「また来てね」「淋しい」などと来店や指名を懇願します。

そんな言葉を鵜呑みにして、高いブランド物や宝石を買ってあげたり、高級な飲食店での外デートに誘ったりするのです。

男性側がいくら本気になっても、相手女性は「仕事」として割り切っているので、うまく交わされて男性の思うようにならなかった、という話もよく耳にします。

男性はいつでも、女性の前でカッコつけたいし、甘えたいし、モテたいのですよね。

<妻や家庭は大事に思っている>

ほとんどの男性は、そもそも風俗に行くことは「浮気」だと思っていないので、風俗通いがバレたから「即、離婚」とは夢にも思っていないのです。

男性にとっての風俗は「性欲の処理」に過ぎないので、離婚に結びつくなんて考えていません。

風俗に行っていても、妻や子どもは愛していて守りたいという気持ちは持っている男性がほとんどなのです。

<「離婚話」に発展する可能性もある>

女性によっては「他の女性に触れた手で私に触らないでほしい」とか「他の女性が触れた身体は汚らわしい」と考える場合もあります。

あなたがこのようなタイプの女性の場合には、夫が風俗に行ったことが発覚した場合、「浮気された」と考えて「離婚」の文字が浮かぶかもしれません。

回数の問題ではないと思う女性もいると思いますが、風俗に何度も通っていることがわかった場合や、風俗嬢と個人的に交際しているような場合には、状況によってはあなたが離婚を検討することもあるでしょう。

しかし、いきなり「離婚」を言うのではなく、「夫が風俗に通う理由」や、「風俗嬢とどういう関係にあるのか」などの詳しい事情を確認してみる必要があります。

「妻からずっとSEXを拒否され続けている」「妻にだけED」

(参考: https://recouple.jp/tsumadake-ed

などの理由がある場合や、夫が風俗嬢に一方的に夢中になって、のぼせて通いつめているような場合もあります。

自分の一時的な感情で離婚を決断するのではなく、離婚するしかないのかを冷静に考えることが必要です。

<離婚する場合、慰謝料を請求できるのか>

離婚の際に、夫の風俗通いを理由に慰謝料を請求する場合には、次のような条件を満たす必要があります。

① 夫が一度や二度でなく何回も風俗に通っていたこと

② 風俗が原因で夫婦関係が破綻したこと(例えば、夫が風俗嬢から性病をもらってきた、家計に大きな影響を及ぼしている、夫婦がセックスレスになったなど)

③ ①②を証明できる証拠があること

④ 夫に慰謝料を支払う能力があること

これらの条件の中で③の「証拠」の具体的な例としては、風俗店の領収書や会員証、風俗店に出入りしていたことがわかる書面や音声などです。

また、夫に慰謝料を請求しようと考えても、これまでに通った風俗店で多くのお金をつぎ込んでしまっていたり、借金してまで風俗嬢に入れ込んでいる場合もあり、調べてみたら夫に慰謝料支払い能力が全く無かったという場合もあります。

慰謝料の関わる離婚については、弁護士に相談することもお勧めします。

<さいごに>

独身で交際している女性がいない男性や、結婚していてもセックスレスで悩んでいる男性などにとって、風俗店はある意味”有難い存在”なのではないでしょうか。

夫の風俗通いが発覚したら、「妻である自分に何か原因はなかったか」ちょっと考えてみましょう。

お互いに言えない不満を抱えているケースもあります。

夫婦でじっくり話し合い、相手の気持ちを思いやり、できるだけ受け入れることで解決できることもあります。

正直な気持ちや希望を伝え合えるチャンスになるといいですね。

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