姑のことを「嫌い!」ってはっきり嫁から言われてしまうほど、嫌われてしまう姑もかわいそうな気もしますが、嫁姑問題は昔も今もなくなることはないのでしょうね。

私には、嫁いで二人の子供を授かった娘がいます。

娘の旦那さまのお義母さんと一緒に暮らしています。お義母さんのことを嫌とか嫌いとかは聞いたことがないので、何とかうまく同居できているのかな、と思いホッとしています。

独身の息子もいるのですが、彼がいつか結婚して、どこかのかわいいお嬢さんがお嫁さんになる日が来るかもしれません。その時にお嫁さんに「お義母さんのこと嫌いなんだけどー」なんて言われないように、私も勉強しておかなくちゃと思います。

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嫁姑問題は、姑が嫁のことを嫌っている場合、嫁が姑のことを嫌っている場合、双方がいがみ合っている場合とあります。

今回は、嫁が姑のことを「嫌い」と思っている場合のことを考えてみます。まず、なぜそこまで嫌いになってしまったのか、原因を探ってみましょう。

姑が子離れできていない

姑は息子のことをいつまでも「自分の息子」と自分の所有物のように思っているので、息子夫婦の家も自分の家のように思い、しょっちゅう訪れて来たり何でも干渉してきます。

姑は、息子が心配だったり教えてあげたいという思いから、嫁であるあなたにいろいろうるさく言い、それが嫁からしたら「いい迷惑」だということに気づいていないんですね。

夫がマザコンで親離れできていなくて、妻の味方をせず義母のかたを持ってばかりいる場合もあります。

自分の考えを押しつけてくる

姑が家事のこと、子育てのこと、夫の世話のことなど、自分が全て正しいと自分の意見を押しつけてきて、嫁の批判ばかりするので嫌いになる。

よく悪口を言う

姑が嫁の実母の悪口を、嫁の目の前で平気で言う。

近所の人の悪口や、義父の愚痴もよく聞かされる。嫁のあなたの悪口も、どこかで言っているかもしれないですね。

無神経で気遣いがない

姑と同居している場合など、夫婦の部屋に勝手に出入りしたり、夫婦問題に首を突っ込んでくる。

姑と別居の場合でも、予告なしに訪ねてきて、なかなか帰らなかったり迷惑だということに気付くこともない。

小姑や、他の兄弟の嫁と比較される

小姑や他の兄弟の嫁ばかり大事にしていたり、比べられたりして、明らかに差別される。更に姑に、あなたにだけイヤミや悪口を言われたら、もっと嫌いになりますね。

自分勝手で無神経

姑が、自分のやり方や自分がやってきたことしか認めないので、何に対しても自分勝手で押しつけがましい。

人の気持ちを思いやることもなく無神経で、嫁からもらったプレゼントにも文句をつけたりする。

嫁を家政婦や介護要員扱いする

嫁のことを、大事な可愛い息子を奪った憎い女と思っていて、家族として認めず、家事をやってくれる家政婦、将来介護してもらう人としか見ていない。

こんな考えがわかってしまったら、姑のことが嫌いになるのもよくわかります。

いかがですか。

あなたにも思い当たる項目がありましたか?

姑のことが嫌いとは言っても、大事な夫を産んで育ててくれた人ですし、縁を切ることもできませんよね。では、このような姑とどのように付き合っていけばいいのでしょうか。

  1. もともと他人なのだから、無理して気に入られる嫁になろうとしない。
  2. 答えにくいことには、白黒つけないような、あいまいな返事で逃げる、または受け流すようにする。
  3. 姑の考える「いい嫁」像に惑わされない。
  4. できるだけ連絡を密にし、コミュニケーションをはかる。
  5. 大事なイベントの時だけ誘うなど、義父母とは最低限の付き合いに絞る。
  6. 夫にうまく間に入ってもらい、話があるときも夫を通してもらう。
  7. 姑のいうことに同意できなかったら、一度は認めて、そのあとに自分の意見を「私は、こう思います」と言ってみる。
  8. 子育てについては「夫婦で考えますので」と、口出しさせないようにする。
  9. 自分の母とは同じようにいかないはず、実母と比較しない。
  10. 頻繁過ぎず、疎遠になりすぎないような、適度な距離感を保てるように心がける。
  11. 舅と仲良くしすぎると、姑が焼きもちを焼く場合があるので注意しましょう。
  12. 「さすがお義母さん!何でも知っているんですね」などと、褒めて、おだてて、適度に頼ることで、可愛がってくれるかもしれませんね。

どうでしょう、姑のことが嫌いなあなたにも何かできそうですか?

姑の愛する息子である「旦那」の在り方も、とても大事です。

夫婦で話し合える関係ができていると、姑とも話しやすい関係が築けると思います。

「姑が嫌い!」という嫁のパワーは、けっこう強いんです。

おそろしいことに、ネットでは「義父母デスノート」というサイトもあります。

私の年代ですと、ここに書き込む方ではなくて、書き込まれる方。

将来のお嫁さんに「義父母デスノート」に書き込まれないように、適度な距離感を保って、心して接しなくては!

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